![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150602_105785_003.jpg)
ドローンはもうすっかり世のなかに知られたが、それでもコイツが飛んでいるところをみたら、ギョッとするかもしれない。それくらいユニークな形状のドローンだ。まるで水筒のような形で、持ち運びしやすく、頑丈で扱いやすい。
バックパックで持ち運ぶのも容易
これは、クラウドファンディングのサイト『Kickstarter』で資金募集中の『Sprite』という名称のドローンだ。使わないときは、ローターが折りたたまれ、まるで水筒のようなシンプルな円筒形になるので、バックパックに入れて運ぶのも簡単だ。衝撃や水にも強いという。
![Sprite01](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/Sprite01.jpg)
手に持ったところから離陸でき、着陸させる場合は、適度な高度まで下げたところでローターを止めると、瞬時に羽根が折りたたまれる。円筒形になった状態でポトッと落ちるので、スペースがないところで着陸させても壊れる心配はまずないという。
Androidでコントロールできる
GPSで自動飛行ができるほか、ユーザーを自動的に追いかけるような“フォロー・ミーモード”もある。2軸のジンバル・スタビライザーを使ってアクションカメラである『GoPro』を搭載できるようになっている。システムや条件によっては、最大約6kmのレンジで飛ばすことができ、リアルタイムでオンボードカメラの映像が見られるFPV(First Person View)も可能だ。
Tower、DroidPlanner、MissionPlannerといったフライトコントロール・ソフトウェアに対応しているので、Android端末やPCを使ってコントロールできる。
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飛行計画は、Android端末の地図上にルートを描いたり、ポイントを指定して立てることができる。特定のポイントにカメラを向けたまま周回することも可能だ。また、Android端末を使った手動による操縦もできるようになっている。
![Sprite03](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/Sprite03-690x168.jpg)
メーカーが“玩具ではなく道具だ”といっているように、わりあい本格的なつくりになっているようで、価格も安くはない。基本キットが799ドルからで、従来型のラジコン受信機/送信機は150ドル、FPVキット は300ドルのオプション設定となっている。
条件のいい場所で飛ばすなら、ポピュラーなマルチコプター型のドローンで十分かもしれない。しかし、アウトドアで、荷物をあまり持っていけない場所まで行ってから空撮をしたいケースなどでは、この『Sprite』が威力を発揮するのではないだろうか。