![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150602_106558_003.jpg)
私は毎朝、目覚まし時計の音で目を覚ましている。目覚まし時計の音は、大抵は気に障る音が多いので、鳥のさえずりと穏やかな音楽が鳴るタイプを使っているが、それでも音で起こされるのは、決して爽やかな目覚めではない。
音によって眠りから引きずり起こされるのは、唐突で強引だからだ。そこで、もっと穏やかな気分で目を覚ませる方法として香りを使った目覚まし時計が登場した。
好みの香りを選んで目覚めることができる
人は、好きな香りがすると、自然と目を覚ますものらしい。
クラウドファンディングの『Kickstarter』でキャンペーンを始め、既に目標額を達成している『SensorWake』が、香りの目覚まし時計だ。
目を覚ますための香りは、自分の好みで選べる。コーヒーとクロワッサンの朝食の香り、といった具合だ。香りは『SensorWake』にセットするカートリッジで簡単に交換できる。
|
|
『SensorWake』は既に2014年のGoogle Science Fairで、トップ15の発明に選ばれたことで評価されていた。
![Google Science Fair](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/Google-Science-Fair.jpg)
それがクラウドファンディングでも、やはり素早い資金調達を達成して現れていると言える。やはり皆、もっと穏やかに、爽やかに目覚めたいのだ。現在主流の音による目覚まし時計には不満があるのだろう。
『SensorWake』の香りはカートリッジをセットすることで、設定した時刻になると香りをだす仕組みだが、一つのカートリッジで、60回使用できる。
そのカートリッジだが、現在は以下のラインナップが用意されている。
(1)Continental breakfastは、エスプレッソとクロワッサンの香り。
|
|
(2)Candy Rushは、甘い桃とイチゴキャンディの香り。
(3)Enjoy the breakは、リゾートの海辺と草の香り。
(4)Invigorating Aromatherapyは、ティーツリーとチョコレートの香り。
(5)Vitalization Aromatherapyは、ジンジャーとペッパーミントの香り。
(6)VIP loungeは、VIPラウンジと黒檀の香り。
|
|
文字の説明では分かりにくい。実際に嗅いでみないと分からないが、いろいろと用意されているということだ。
![カートリッジで香りを交換](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/911302f0d36739e3f62518b16931ede8.jpg)
殆どの人が香りで目覚めた実験結果
しかし、果たして香りで目が覚めるものなのだろうか? 開発元では、100人で実験を行ったところ、99人が香り発生の2分以内に目を覚ましたという。
しかも目覚めなかった1人は、鼻が詰まっていたらしい。しかし、もし香りで目が覚めなかった場合でも、3分後にはアラームが鳴るという安全機能がある。
『SensorWake』が市販されるようになれば、多くの人に、穏やかで平和な朝が訪れることになりそうだ。