妊活による退職が増えている(※1)とはいえ、収入面やキャリアのブランクを考えると、働き方を変えてでもできるだけ両立したいという声が聞かれます。今回は、仕事と不妊治療の両立という面から雇用形態別、働き方のメリット・デメリットをお伝えします。
■正社員
<メリット>
<デメリット>
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<筆者からのアドバイス>
正社員は恵まれている反面、自由がききにくい部分もあるため、両立という点では職場の理解がポイントになることも。上司や同僚に打ち明けるのは勇気が要りますが、先のことを考えると伝えるのも一つの手かもしれません。通院が長引くほど、つじつま合わせで苦労しストレスが溜まるという声も。
■ パートタイム型派遣(週2〜3日)
<メリット>
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<デメリット>
<筆者からのアドバイス>
両立のためにフルタイムから週2〜3日型の働き方にシフトする人は多いようです。ただし、出社日に突発的な通院が重なることも予測されるので、事前に登録の派遣会社に相談してみるのも手かもしれません。
■ パート・アルバイト
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<メリット>
<デメリット>
<筆者からのアドバイス>
正社員からのワークダウンの場合は、オフィスワークの経験を生かすというよりも趣味の延長で楽しく働ける求人にシフトしてみるのもありかもしれません。好きなことを仕事にすることで、治療のストレス解消につながったという声は実際よく聞くものです。
■ フリーランス
<メリット>
<デメリット>
<筆者からのアドバイス>
その他の働き方と違い、社会保障が手薄で安定した月収がないフリーランス。月により受け取り額が異なるため、事前に治療に使えるまとまった額を用意しておきましょう。出産後の復帰が早い人が多いということも念頭にいれておくと◎。
いかがでしたか? 働き方別にお伝えしましたが、実際は雇用形態だけで図れない要素もありケースバイケースです。優秀な人は手放したくないというのが企業の本音と心得て、どの働き方でも積極的に貢献する姿勢をみせたいものです。
[執筆:渡辺さちこ, 2015年6月2日]
【参考】
※1.NPO法人Fineによる不妊治療と仕事の両立に関するアンケート調査。不妊治療を経験した1,000人あまりのうち、仕事と治療の両立が難しく退職や休職をした人は40%。
※写真:(c) Fabio Formaggio / 123RF.COM、本文とは関係ありません
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