古いスマホやタブレットが「自宅警備員」になるIoT

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2015年06月08日 19:20  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

使わなくなったスマートフォンやタブレットが、WiFiセキュリティカメラに早変わり! しかも、連動するセンサー類を自宅内にセットすれば、防犯や水漏れ、温度管理までできてしまうのが『Presence Securitey』だ。

古いタイプもOK?使わなくなったスマホが大活躍

米クラウドファンディングの『Indiegogo』で、ただ今先行販売キャンペーンを行っているこの商品。

使い方は、まずスマホやタブレット2台それぞれに、無料のアプリ『Presence』をインストールする。アプリの対応OSは、iOSが6以降、Androidが4.0以降なので、片方のデバイスは、使わなくなって引き出しにしまっている古いタイプでもOKだ。

presence security06 で、一方のデバイスでアプリを起動しカメラモードに、そのまま室内の玄関や裏口などが見える位置にセットする。これだけで、通常使っている現役のスマホやタブレットで、外出先から誰が家に入ってきたか見える、というワケだ。

ちなみに、ペットの部屋にセットすれば、出かけているときに愛犬の様子などを見ることもできる。

presence security02

多様なセンサーでさらに万全

『Presence Security』のもうひとつの売りは、多様な種類のセンサー類だ。主なタイプは以下の通り。

(1)エントリーセンサー:玄関や窓、裏口(勝手口)、ガレージのドアなどにセット。開けるとアラームが鳴る

(2)モーションセンサー:赤外線式の人感センサーで、リビングや通路などの高い場所へ設置。留守や就寝中に、何かが動けばアラームが鳴る

(3)ウォーターセンサー:洗面所や洗濯機、食器洗浄機、温水ヒーターなどに設置。水漏れ時にアラームが鳴る

(4)温度センサー:暑すぎたり、寒すぎるなど、家の温度が異常になったらアラーム。冷蔵庫のフリーザードアにセットすることもできる

(5)タッチセンサー:大切なモノを見張り、誰かが持ちあげたときにしばらくアラームが鳴る

(6)湿度センサー:ワインや葉巻、樫木の床など湿度が多いと困るものを置いている部屋にセット。室内の湿度を検知し異常を知らせる

presence security08

これらは、全て感知した情報をスマホなどに送る装置『Presenceゲートウェイ』からアプリを介し、ユーザーに伝達する。また、アプリは、家族や友人、お隣さんなどと共有することも可能。休暇中などに、自分の家をチェックしてもらうことも可能だ。

presence security04

価格が手頃なのも魅力

前述の『Indiegogo』のキャンペーンは現在も進行中だが、すでに目標額20,000ドル(約2,490,000円)を集めることに成功。金額はまだまだ更新中で、かなりの好評ぶりだ。

人気の理由のひとつは、価格が手頃なことだろう。6タイプのセンサーがセットになった通常パックで、299ドル(約37,000円)なのだ(さらに格安のキャンペーンパックはすでに完売)。

アメリカの場合、個人宅でもセキュリティ会社に家の管理を頼むことが多いが、費用はかなり高い。10分の1以下の金額でホームセキュリティができるのであれば、飛びつく人が多いのも当然だろう。


動画を別画面で再生する

家のセキュリティをIoT(もののインターネット)で手頃で万全に……そんな時代が来たようだ。

このニュースに関するつぶやき

  • 最近では動体検知して動画や静止画を撮るアプリもあって、しかも撮った動画や静止画はGoogleDrive上に自動でアップされるアプリ試したけど結構普通に動いてた。勿論監視カメラとして使うなら常時充電必須だけど。
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