【レポート】【速報】90秒でわかるWWDC 2015まとめ - 次期OS X「OS X El Capitan」、マルチタスク対応「iOS 9」、新サービス「Apple Music」

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2015年06月09日 06:22  マイナビニュース

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次期OS XやwatchOS、Apple Musicなど、ソフトウェア中心の新情報が予想されていた、アップルの開発者向けイベント「WWDC 2015」が開幕した。26回目となる今回のキーワードは、「The epicenter of change.」(変化の震源地)。果たしてどんな変化が世界を揺るがせたのか、今回もイベントで明かされた新サービスの概要を一挙まとめて大公開!


○OS X El Capitan


ジャンル:OS
価格:―(無料アップデート)
提供時期:一般提供は2015年秋(米国時間)


Mac向けの次期OS、名称は「OS X El Capitan」に決定。検索機能「Spotlight」やメール、Safariの機能強化のほか、iOS 8で搭載されたグラフィックス技術「Metal」Mac版によるシステムのパフォーマンス改善もポイント。iOS用のレンダリングエンジンがMacでも利用でき、パフォーマンスはレンダリングで最大40%改善。PDFが従来の4倍の速さで開けるとのこと。開発者向けベータ版は米国時間8日から提供開始。


○iOS 9


ジャンル:OS
価格:―(無料アップデート)
提供時期:一般提供は2015年秋(米国時間)


次期iOS「iOS 9」では、大きな発表が相次いだ。まずはデジタルアシスタント「Siri」が進化。より自然な質問に対応する。また、いつもの習慣や未来のスケジュールを取り入れる「Proactive Assistant」機能を新搭載。これは活動パターンをiOSデバイスが記録し、例えば朝起きて音楽を聴く習慣があれば、朝、自動的にロックスクリーン上にプレイヤーが表示される、といった動作をする。専用APIも提供。


そして、ついにマルチタスクに対応。画面を分けるスプリット表示が可能となり、Safariを見ながら地図アプリを隣に表示する、といった操作が可能になった。このほか、キーボード部分を2本指でタッチパッド化、LowPowerモードによるバッテリ駆動時間の延伸、iCloudの二重認証、OS自体の容量のスリム化(1GB台)なども発表された。


iOS/OS X向けプログラミング言語「Swift」は、複雑なオブジェクトにも対応した次世代の「Swift2」が登場。オープンソース化することが明かされた。


○watchOS 2


ジャンル:OS
価格:―(無料アップデート)
提供時期:一般提供は2015年秋(米国時間)


文字盤インタフェースを改善、天気や予定など好きな情報を自由に組み合わせて表示することが可能に。また、デジタルクラウン(りゅうず)を回すことで、先のスケジュールを表示「TimeTravel」や、メッセージ機能と同様にSiri経由でメールに返信する機能を搭載する。ほか、大きなポイントとして、iPhoneがなくとも、単体でWi-Fi接続するようになった。


○Notesアプリ、Newsアプリ、Mapアプリ


ジャンル:アプリ
価格:―(iOS統合)
提供時期:アプリにより異なる


iOSにプリインストールされる3アプリ。新「Notes」アプリでは、To Doや写真、リンク、動画、サムネイルなどを簡単につけられる機能を搭載。Newsアプリではレイアウトと文字の見やすさを改善。スワイプ操作で次の記事を表示でき、よりザッピングが楽になりそうな印象だ。Newsアプリはアメリカ、イギリス、オーストラリアでまず提供する。また、地図アプリでは、Googleマップで備えているような、乗換ルート機能を新たに備えた。複数の交通機関に対応し、カーナビタイプも提供。Siriも統合され、Siriに音声で道を尋ねる操作も行える。


○Apple Pay


ジャンル:決済サービス
価格:―
提供時期:2015年7月(英国でサービスイン)/2015年秋(iOS版)


スマートフォンやiPadでクレジットカード決済できる小型端末「Square」と連携。新たに英国で7月からサービスを提供し、英国25万店舗で導入する。iOS 9のApple Payでは、小売店用カードがApple Watchに自動登録できる。PassbookはApple Payと統合し、Walletアプリへ変更した。


○Apple Music


ジャンル:音楽配信サービス
価格:9.99ドル/月(約1,200円)
提供時期:6月30日(米国時間)


"One More Thing"として、音楽配信サービス「Apple Music」登場。独自のキュレーション機能「For You」、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンからのネットラジオ・ライブ配信「Beats 1」、アーティストとファンがつながれる「Connect」機能などを組み合わせている。Siriによる音声操作機能などにも対応。Windows、MacはiTunes最新版と統合、iOSデバイスではiOS 8.4以降、Androidは今秋対応。価格は月額9.99ドル、家族6人まで月額14.99ドル。世界百カ国で提供し、日本では「まもなく登場」となる。


(村田奏子)



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