食物アレルギーは増加傾向
花粉やハウスダスト、食べ物など、今、さまざまな物質がアレルギーの原因として考えられています。アレルギーを発症すると、皮膚が赤くなる、かゆくなるという程度のものから、喘息や呼吸困難を引き起こしたり、症状は人によって異なります。
特に気になるのが、子どものアレルギー。そこで、子どものアレルギー疾患の実態把握のため、東京都が3歳児全都調査と保育所などの施設調査を実施しました。
3歳児全都調査の結果、3歳までに何らかのアレルギー症状があり、診断されている子どもは約4割にのぼることが判明。さらに、ショック症状を経験している子どもも約1割いることが明らかになりました。食物アレルギーは、15年前の調査開始時から一貫して増加しているとのことです。
子どもを受け入れる施設の実態は?
都内に所在する全ての保育施設、幼稚園、学童保育等を調査した施設調査結果によると、8割を超える施設に食物アレルギーのある園児・児童が在籍していました。中でも、やはり食物アレルギーが最も多いようです。アレルギーは、今や非常に身近な存在であると言えます。
そのことを反映してか、9割を超える施設では、食物アレルギーのある園児・児童を受け入れると回答しています。しかも、9割以上の施設では、アレルギーに関するガイドラインや対策マニュアルを整備していることも明らかになりました。
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アレルギーは、きちんとした知識を持って対応していくことが大切です。特に子どもの場合は、周りの大人が知っておかなければ、取り返しのつかないことになる可能性もあります。アレルギーについて、みなさんも正しい理解を心がけておきましょう。(月乃雫)
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