デスクワークなどで座っている時間が長い人はこだわっておきたい“椅子”というアイテム。
人間工学に基づいたものやデザインに凝った物など様々なものが発売されているが、海外では立ったまま快適に作業することができる“スタンディングチェア”が発表されたようだ。
足腰に掛かる負荷を大幅にカット
そのアイテムは『LeanChair』というもので、現在クラウドファンディングサイトの『Kickstarter』にて出資を募っている。
どのような仕組みになっているかというと、足元の傾斜の部分に乗り体を預けることにより姿勢が安定する。
クッションの前の部分には頑丈なボードが設置されており、マウスやキーボードを乗せるにはちょうどいいスペースとなっている。
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この姿勢を保つことで足への負担を25パーセント軽減することができ、楽にデスクワークなどをすることが可能だ。
フットレストの素材には、衝撃を吸収するクッションや強力な滑り止めが使われているので滑りやずれも防止することができるという。
『LeanChair』が体にもたらす好影響
1日中座って過ごすということは身体に掛かる負担が非常に大きく、1日11時間以上座る人は死亡リスクが40%以上増大するという報道もあるほどだ。
しかしこのようなタイプのチェアを使用すれば、座りすぎのリスクを回避することができ体調にも好影響をもたらしてくれるかもしれない。
また、腰痛や坐骨神経痛などで椅子に座ることができないという人にとっても、このような形状なら負担を掛けずに済む可能性があり、将来的には医療機関などでも採用されるということもあるかもしれない。
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この『LeanChair』は、すでに目標額を上回る出資を獲得しており、プロジェクトは順調に進んでいるようだ。
製作チームの計画では、キックスタータでの資金調達が上手くいけば2015年内にも大量生産が可能になるとのことなので、今後の動向にも注目したいところだ。