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大腸がんを公表し、治療に専念していた俳優の今井雅之さんが5月28日、54歳で亡くなりました。75歳未満のがんの死亡率を2005年からの10年間で2割減少させるとする政府目標の達成が困難であるとする推計も国立がん研究センターからなされている現状(※1)です。
日本人の死因上位3位は三大疾病とも呼ばれる「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」。行動パターンと生活習慣との関係を分析した調査結果において、「タイプA行動パターン」をもつグループは、これら三大疾病のリスクが高いことが報告されています。
■ 「タイプA行動パターン」とは
せっかち、怒りっぽい、競争心が強いなどの行動パターンを持つ傾向がある方があてはまるとされています。
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以下の簡易テスト(※2)で、タイプA型かどうかの傾向が把握可能です。
以上12問において、「いつもそうである(2点)」「しばしばそうである(1点)」「そんなことはない(0点)」として判定します。ただし、5、6、9の得点は2倍してください。得点合計が17点以上であれば、タイプAの傾向が高いと判定されます。参考にしてみてください。
■ リスクの高い生活習慣
タイプAの傾向が高かったあなた、日常でストレスを溜めこんだり、喫煙や多量飲酒の習慣があったりしませんか?いきなり行動パターンを変えることは難しくても、ストレスへの順応によって影響を改善することが可能です。行動療法などのカウンセリングと、健康的な食事などによって、リスクを少しずつ下げていきましょう。
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[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2015年6月15日]
【参考】
※1. 『日本経済新聞』「がん死亡者減の目標達成難しく 厚労省、対策を再検討へ」2015年5月20日
※2. 九州大学健康科学センター著(1993)『健康と運動の科学』大修館書店,p.117
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