【アニメキャラの魅力】さわやか笑顔の腹黒美少女!?「防波亭手寅」の魅力とは?『じょしらく』

1

2015年06月25日 08:10  キャラペディア

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

キャラペディア

(C)CHARAPEDIA
『じょしらく』は、女流落語家たちが主人公のアニメです。とはいいつつも、高座のシーンはまったくといっていいほどなく、「このアニメは女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく番組です」というテロップの通り、楽屋での女子トークや都内の名所探訪に終始します。

 今回ご紹介する「防波亭手寅(ぼうはていてとら)」は、寄席で働く5人の女流噺家のうちの一人で、番組で唯一高座らしい高座のシーンがあったキャラです(他の4人は最後のオチの部分のシーンだけ)。


【最新ランキング】もっとも親に見せたい(見て欲しい)アニメ TOP20!


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■実は主人公

 作中一番目立つキャラはやはり赤担当の「蕪羅亭魔梨威」で、どう見ても魔梨威が主人公に見えますが、原作の久米田先生によると実は主人公は手寅です。つまり、『ゆるゆり』で言えば魔梨威が京子で、手寅があかりのような位置づけといえるでしょう。とはいえ、手寅はわりと積極的に話にからんでくるので、空気キャラというワケではありません。

■腹黒

 このアニメのメインキャラの中、単純な(アホの子の)魔梨威以外は、腹に一物持つようなキャラばかり。手寅の場合は天然腹黒といった感じでしょうか。

 1話で「マンガはマンガとして読めばいい、なんでアニメにするのか」などと、身も蓋もない事を言い出しておきながら、それを「空琉美遊亭丸京」が言ったように押し付けたり、魔梨威に乗せられた「波浪浮亭木胡桃」が、下手なルパン三世の真似をした時には、それを鼻で笑ったりもしています。

 また、ハロウィンのネタの流れで「避難しないといたずらするぞ・・・これは爆破予告よ」と言い出し、4人が避難したあと残されたお菓子を独り占めしたり、きぐが「寄席には子供を惹きつけるサービスが必要、子供は丸いものが好きだ」と言い出した時は、自分が丸くなると言ってお菓子を食べだし4人にも薦めましたが、実は自分だけが太りにくい体質で他の4人だけを太らせるつもりだったりと、主人公とは思えないほどの悪辣さです。

■強運

 手寅は、丸京と幼稚園のころからの幼なじみ。丸京の証言によれば、手寅は昔からまるでテトラポットに守られているかのごとく、雪の日にひさしに積もった雪が落ちてきても、雨の日に車が水をはねても、手寅だけは無事です。その強運は楽屋でも健在で、他の4人が蚊に刺されても、手寅のいる場所だけ風の流れのおかげで蚊が近寄れなかったり、工事中だった楽屋の壁が崩れても手寅の部分だけは崩れなかったりしています。

 ただ、意識的に危険を回避している部分もあるようで、強制卒業させられた丸京が戻ってきたおりに、新人として下っ端扱いされたあげくキレて、次々と折檻しだした時には、いつのまにか楽屋から退避して難を逃れました。

■無責任

 手寅は何かの言い出しっぺになることも多いのですが、その結果起こった事に対してはまったく責任をとろうとしません。丸京が選挙に出馬したときも、手寅が言い出したせいで供託金詐欺に遭ったのにも関わらず我関せず・・・。自分が注文した大きすぎるクリスマスツリーで楽屋が密林状態になっても、言い訳に終始して自分から解決しようとはしませんでした。

 こうして見てみると、一見ろくな人間ではないように見える「防波亭手寅」。しかし、仕事については非常に真面目で、「みつりん.com」で落語の本を購入して勉強したり、高座の枕で使うためのネタを本から仕入れたりもしています。また、時には個性派だらけの楽屋で潤滑油的な役割を果たすこともあり、なくてはならない存在とも言えます。まぁ、彼女が騒動を増やしている事だけは確実ですが・・・。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)

このニュースに関するつぶやき

  • 【アニメキャラの魅力】さわやか笑顔の腹黒美少女!?「防波亭手寅」の魅力とは?『じょしらく』:テトちゃん、あのメンバーの中では一番偉い(立ち位置が上)みたいですが、実は一番偉いのは、まりぃさんとガンちゃんなんですよね……。 (キャラペディア - 06/25 08:10)
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定