(C)EGGMODE.inc※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。
キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】【冴え女シリーズ(1)】[- ナンパ男は前世の私の王子様? -]
■作品概要
女性らしさの欠片もない央美に仕事以外で話しかけてくる男性はおらず。そんな「央美」に声をかけてきたのは、オシャレで少し軽い感じの大学生耀司。新手のナンパかと逃げようとした央美にしつこく話しかける耀司。年下の大学生との不思議な胸キュンストーリー。
●11話(後半)「少しショックだったけど」
央美(そうだ、私は彼が好きだった。でもそれは家族に対する愛情そのもの。私が成長する彼に抱いた気持ちは一抹の寂しさと近くで見守ってきた喜び……)
耀司「オレが語った王子様とお姫様の物語には登場人物がひとり足りない」
央美「登場人物?」
耀司「ドラゴンや魔法使いじゃないよ。だったらどれだけよかったか。アンタはもう、誰の事だかわかってるんじゃないか?」
央美(私はまだ、大切な事を忘れている?)
耀司「……ある日、お姫様の国に遠い大国から騎士がひとり、使者として現れた」
央美(そうだ、私が前世に恋人だったのは王子様じゃない)
耀司「お姫様は、その騎士に一目ぼれして、ふたりは恋に落ちたんだ」
央美「私、なんでそんな事を忘れて……」
耀司「自分を責める事ないよ。オレが思い出させないようにしてたから」
央美「でも、自分の大切な人の事を忘れるだなんて」
耀司「……それってアンタにとって、オレのほうが大事だったって自惚れてもいいのかな?」
央美「え?」
耀司「ううん。大国との間に同盟が出来るなら両国としても良い話だってんで、もともと同盟の為だったお姫様と王子様の婚姻関係はあっさり解消」
央美「それじゃあ……」
耀司「婚姻を結ばなくても元々両国の間は良好だったしね。王子の気持ちだけ宙ぶらりんなまま、お姫様は手の届かない遠くへ行っちゃった。これが真相エンディング」
央美「思い、だした。そうよ、私はあの人と出逢ってそれで……」
耀司「そのうちお姫様と結婚するのかぁくらいにしか思っていなかった王子が、自分のお姫様への気持ちに気づいた時には後の祭りだったんだ」
央美「私、あなたがいたのに、そんな……」
耀司「酷くないよ。お互い結婚なんて契約くらいにしか思ってなかったんだ。そこに元から恋愛感情なんてなかった。だからお姫様は迷いなく騎士に恋が出来たんだ」
央美「そうだ、私……あなたに一番最初に伝えたんだったわ。好きな人が出来たって」
耀司「うん。アンタは幸せそうな顔をしてオレにそれを告げた。だからあなたとは結婚できないって。それから少し申し訳なさそうにごめんなさいって言ってくれた」
央美(まるで、家族や一番の友達に伝えるような気持ちだった)
耀司「その時のオレは、少しショックだったけど、そういう事もあるのかってくらいにしか思えなくて。アンタが嫁ぐために色々準備し始めてから、自覚したんだ。この気持ちに」
央美「私は、あの人に夢中で、王子の気持ちなんて全然気づかなかった。きっと祝福してくれるに違いないって勝手に思いこんでたわ」
耀司「そう、だろうね。そうだと思った。オレも、祝福できると思ってたよ。でも後から後悔がこんこんと湧き出てきて、とてもじゃないけど、おめでとうなんて言えなくなった」
【冴え女シリーズ(1)】[- ナンパ男は前世の私の王子様? -]12話(前半)へ続く
●出演キャラクター
伊東耀司(いとうようじ)20歳:大学生
高取央美(たかとりおみ)24歳:会社員
●声優および制作クリエイター
シナリオ:久潟椎奈
イラスト:三星あも
男性声優:中井駿
女性声優:篠宮沙絵子
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。