シニアの朝食、「ごはん派」は少数!?
多忙な毎日、つい朝食を抜いてしまう人も多いでしょう。ところが、朝食を食べる習慣がある人ほど「日々の充実度」は高いそうです。シニア向けの宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこによる、50代以上の会員を対象にした調査で明らかになりました。
今回の調査では、全体の95.8%が「朝食を食べる」と回答。年代があがるほど朝食を食べる人が多く、70代以上は100%に。しかも、朝食前にストレッチやラジオ体操をする人も多く、朝の貴重な時間を健康的に過ごしていることがうかがえました。
朝食に何を食べているのかを聞いたところ、意外にも「ごはん派」が41.1%で「パン派」は47.1%。女性では、「ごはん派」32.7%、「パン派」51.3%に。年代があがるほどパン人気は高く、70代以上では「パン派」が49.8%に達しました。
パンを食べるなら全粒粉がおススメ
これら朝食の摂取状況別に「日々の充実度」を聞いたところ、「充実している」と回答したのは、朝食を食べる人では86.7%。朝食を食べない人の74.6%を上回り、朝食を食べる習慣のある人の方が、日々の充実をより感じていることがわかりました。
この結果について、東北大学 加齢医学研究所 所長の川島隆太氏は、「小児では朝食を食べる頻度が下がると学力や体力が低下し、成人では午前中のやる気が減少、性格がだらしなくなり、仕事上のストレス感が増えることなどがわかっている」と、朝食の重要性を指摘。
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また、パン食について、「日本でよく食べられている白いパンは、血糖値が上がりやすい代表的な食品」で、「シニア層には糖尿病のリスクを高める」とコメント。パン派の人には、「血糖値の上がりにくい全粒粉のパンがお勧め」とのこと。参考にしてみてはいかがでしょう。(下玉利 尚明)
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