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所沢市では、保護者の育児休業中は上の子どもが保育園から退園しなくてはならないとしました。内容は、全ての子どもが退園するのではなく、2歳までの子どもとなっていたり、場合によっては退園をしないということもあるようです。
■ 気になる概要は?
まず、育児休業となるため、産後8週間は保育園に在園することができます。
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そして、概要としては、以下のとおり。
・対象年齢が0〜2歳児の子ども(3、4、5歳児は継続可能)
・保護者の健康状態や子どもの発達上、環境の変化が好ましくないと思われる場合
例えば、下記のような場合です。
また、「子ども・子育て支援新制度」になったことにより、標準保育時間が8時間保育と11時間保育という時間が設けられました。ですが、育児休業中に保育園に通うことができるようになった場合は、標準保育時間は8時間保育となるようです。
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■ 一時退園後はまた入園できるの?
一時退園をした子どもを、育児休業後に再度保育園に入れようと申込みをした場合は、その子どもと生まれた子どもとに100点の加算があり、優先的な利用調整が可能となるようです。そして、一時退園をしなかった場合は、この加算がないため、生れた子どもの優先的な利用調整加算がないとのこと。
現状、3歳になれば幼稚園に通うために保育園から移っていく場合もありますが、どこの自治体でも2歳児の空きはあまりない状態です。優先的な利用調整があるとしても、一度退園してしまったら、空きがない限り入る再入園はできません。入園できる確約はないのです。
今までもこのように、育児休業を取った場合には退園をしなくてはならないと定めた自治体もありました。ですが、世の中の流れから考えると、なんだかしっくりきません。
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所沢市の保護者の方々も動いているようですが、市に要望を聞いてもらえるのかは不明です。やっとの思いで入れた認可保育園。再び待機児童にならないように、自治体には考えてもらたいです。
[執筆:三木 育美(保育情報アドバイザー), 2015年7月5日]
【参考】
※ 所沢市役所「育児休業中における在園児の保育の継続利用について」2015年6月5日
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。
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