過激なぶっ飛び演出と複雑に入り乱れたストーリーで、昨今のアニメ界に大激震を走らせた名作『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』。今回は、魅惑的な野性美と外見とは裏腹に世界一可愛いお姫様のような性格を兼ね備えた「ヒルダ」の魅力をご紹介致します。
【最新ランキング】もっとも好きな漫画家ランキング2015 TOP30!【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■魅力的なプロポーションと全てを吸い込むアイライン
ストーリーに触れる前にまずは見た目。キャラクターは第一印象(ファーストインパクト)が大事です。
彼女の名前は「ヒルデガルト・シュリーフォークト」、愛称はヒルダ(以下ヒルダ)。まず彼女に萌えを抱いた同志達(フレンド)は口を揃えてこう言います。「赤髪ツインテで釣り目の時点で・・・・これ決まりです(視聴決定)」と。アニメ作品において、これまで数多くの「赤髪ヒロイン」は輩出されてきましたが、“赤髪+ツインテ”は、ここ最近の作品に多い反則的な組み合わせ(ブレンド)なのです。
■「あたい!!こー見えても結構いいとこあるんだよ!!」
ヒルダの登場シーンは主に、主人公「アンジュ」や中隊内での口論シーン、そして暴力シーン(ヴァイオレンス)が多く、「これは俗にいうツンデレ・・・(デレてないからツンギレ?)」と勘違いされ気味ですが、物語が進むにつれ、旧隊長ゾーラへの忠誠心、同僚であるクリスとローザ(以下クリロザ)との信頼関係の描写も散りばめられており、ヒルダの人間的な素晴らしさを垣間見る事ができます。容姿も良く、少しトゲのある時もありますが、信頼した仲間を裏切ることは決してしない筋の通ったヒルダ。素晴らしいです。
■「ちょっと・・・休ませてくれよぉ」
中でも注目したいのは、2話での旧隊長ゾーラとのシーンでのこのセリフ。一見嫌々付き合っているようにも取れるセリフですが、CV田村ゆかりさんの名演技によって、色っぽい含みを感じるセリフにも取れます。またこの他にも、旧隊長ゾーラによる公然での行き過ぎた悪戯(イタズラ)に、少し恥じらいの顔をチラつかせつつも、きちんと上司の期待に応えます。このように、親愛なる上司の直々の誘いには嫌な顔せず付き合う姿。紛れも無くヒルダの魅力のひとつといえるでしょう。
■「あんたらの好きにはさせないよ!!」
これまでヒルダの「女性的な魅力」についてご紹介させて頂きましたが、忘れてはならないのが彼女の類稀な戦闘能力の高さです。正体不明の凶悪凶暴なドラゴンを相手にしても、尻込みせず果敢に挑み、確実に勝利を掴み取ります。この安定感と信頼は、主人公であるアンジュ、そしてアルゼナルの総司令官であるアレクトラをも凌ぐ実力だと思います(個人的見解)。
■「アンジュ・・・あたいにとってあんたは王子様なんだ」
詳細は一部割愛させて頂きますが、当初敵対していた主人公アンジュとヒルダとの間に物語が進み苦楽を共にすることにより、言葉では言い表せないような深い絆が生まれます。そして、ヒルダはアンジュに恋心のようなモノを抱きます。そこでヒルダが私達に魅せてくれたのは、彼女の持つ“デレ”の部分でした。このシーンを魅せられ、ヒルダの事が一層好きになった同志達も多いハズです。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:中濃そーす。(キャラペディア公式ライター)