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『ゆかいなエヅプトくん』というキャラクターをご存じだろうか。
LINEスタンプのキャラクターが、様々なメディアで取り上げられ商品化、今では高校生クイズ(日テレ)のポスターキャラクターになるほど人気となっている。
その『エヅプトくん』の生みの親である『ヨシナガ』こと吉永龍樹氏にインタビューし、“ハイブリッドワーカー”という“2つの顔”を持つことになったきっかけとその今を聞いてきた。
クリエイター吉永龍樹の誕生秘話
学生時代にブログをはじめ、4年で1億ものアクセス数に。
しかし、インターネットでの活躍は、就職活動では認められることがなかったという。「普通の学生にならないと内定がでない」と気づき、面接ではブログの話を封印し、現在の会社に就職した。
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![吉永様2](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/3dba09531ca380f3f10927a20993d130-690x460.jpg)
2014年にLINEクリエイタースタンプのサービスがスタートし、スタンプ制作をしようとしたとき、ブログの読者から『エヅプトくん』のスタンプ化の要望があったという。
「10年も前にブログにあげた“落書きキャラクター”が、ウケるのだろうか」と思ったが、スタンプ化を果たすとともに大ヒット。
![24_なんでやねん](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/8ffd90d2e32c7a41ffdd3f62f5cf3602.png)
シリーズ作品も続々登場し、スタンプの域を超えて様々なアプリや、グッズ化が実現している。
『エヅプトくん』ヒットの裏側
請求書の裏に描かれたシュールなイラストに、LINEで使えるような一言コメント。『エヅプトくん』スタンプは、思い付きではなく、“使いやすさ”にこだわった“研究”の結果、生み出されたものだという。吉永氏は「努力すれば、中規模のヒットは生み出せる」と語る。
スタンプをよく見てみると、請求書がうっすら見える。細部へのこだわりも欠かさない。
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![08](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/08.png)
「僕は誰よりも普通の人。クリエイターというより、プロモーターに近い気がします。絵のうまさや内容のすごさで負けていても、プロモーションで多くの人に見てもらえればそれでいい」
「エヅプトスタンプに関しては、続編を作るためにヒエログリフが読めるくらい研究した(笑)」と語ってくれた。
![吉永様3](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/202e9ab0ab609001c97ad54515ce915d-690x460.jpg)
その甲斐もあってか、『エヅプトくん』意外のキャラクターも注目を集めている。
![メジェド](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/fc9bf4db23ac9640488ac72d19523acb.jpg)
さらに彼はサラリーマン、クリエイターに加え書籍の執筆もしており“第3の顔”も持っている。先日『言い訳ばかりの私を変えた夢みたいな夢の話』が発売されたばかりだ。
![吉永様4](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/3b166d56b050d99a9ed0629970941be6-690x460.jpg)
サラリーマンクリエイターという生き方
昼間はIT企業の“普通のサラリーマン”であるが、夜はクリエイターの顔を持つ。
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インターネットの時代だからこそ、実現した働き方なのだと説明する。
![吉永様5](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/ee5fff1fa684917fed127c9338726d23-690x460.jpg)
朝から夜まで働く吉永氏の労働時間はとても長い。しかし、大変だと思うことはないという。「好きなゲームに熱中している時間と同じ」と吉永氏は笑っていた。
![吉永様6](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/0f59e473abba932423e526ae4a4df21f-690x460.jpg)
「会社員の場合、安定はあるが時間は拘束される。しかし、その安定があるからこそ限られた時間に集中してクリエイティビティを発揮できる」「フリーではなく、会社にいるほうが、メンタルの安定が続いていく気がする。」と話してくれた。経済的にも精神的にも、支えてもらっているからこそ、クリエイティブの質は高いものをつくれるというのだ。
![吉永様7](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/07/2f1275e35e4fd9f3d83440e237c83000-690x460.jpg)
専業に限らず、誰もがクリエイターになる可能性を持っている時代。
“ハイブリッドワーカー”は、今後増えていくのではないかと思う。
才能を上回る努力を惜しまない吉永氏は今後どのようなコンテンツをつくりだしていくのだろうか。