(C)CHARAPEDIA「中目黒善樹」は、「杉崎鍵」のいる2年B組に転校してきた転校生です。初めて彼の名前と容姿をみた杉崎鍵は驚愕します。「椎名真冬」の作るBL小説で、「杉崎鍵」の相手役が、なんと「中目黒善樹」にそっくりな容姿と名前だったからです。今回は、そんな「杉崎鍵」の天敵(本人はそんな気持ちはまったくないのですが)の「中目黒善樹」の魅力についてご紹介したいと思います。
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■妄想が現実に
椎名真冬は、BL小説を書く事を趣味のひとつとしていますが、実在する杉崎鍵を主人公に、中目黒先輩という架空の人物を相手役とし、その絡みがメインの物語でした。“中目黒先輩”は、椎名真冬の妄想の中だけの人だったはずなのですが、ある日、杉崎鍵のいる2年B組に、中目黒善樹という生徒が転校してきて、杉崎鍵は驚愕します。しかも、その容姿は中性的で、BLの相手役としてはうってつけ。その事実を知った椎名真冬は歓喜します。
それ以来、椎名真冬は何かと杉崎鍵と中目黒善樹をくっつけようとし、中目黒善樹も知ってか知らずか杉崎鍵に懐いてしまいます。椎名真冬のBLのこともあり、杉崎鍵は中目黒善樹を遠ざけようとしますが、次第に行動を共にするようになります。
■転校する前に暗い過去が・・・
中目黒善樹は、碧陽学園に転校する前の学校でいじめられており、逃げるように碧陽学園にやってきました。こちらでは、杉崎鍵や宇宙巡、宇宙守といった友人たちに恵まれ、穏やかな日々を過ごす事が出来ましたが、いじめられた学校から逃げて来た事は、彼の心に微妙な影を落としていました。しかし杉崎鍵から「それは逃げではなく強さだ」と言われ、立ち直ります。
■そして過去に立ち向かうために・・・
立ち直ってからも杉崎鍵らと共に行動していましたが、次第に憧れである杉崎鍵に追いつきたいという思いが強くなり、以前の(いじめられていた)学校に戻る決心をします。そして、3年への進級と共に元の学校に戻った中目黒善樹は、過去との決別をきっちりと果たし、普通の高校生活を送るようになるのです。
アニメでの登場がほとんどないまま終わった「中目黒善樹」ですが、椎名真冬の妄想が現実になったというインパクトと、その中性的なキャラクターで人気となりました。当初はおどおどとしていましたが、合コンの場でその場にいなかった「宇宙巡」をバカにする発言をされた時に真っ先に反論するなど、はっきりと意見をいえる人物に成長していきました。椎名真冬の望み通りに杉崎鍵とくっつくことはありませんでしたが、杉崎鍵を語る上で、非常に重要なキャラクターといえるでしょう。
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★記者:しゅるま(キャラペディア公式ライター)