阪神電気鉄道5700系「ジェット・シルバー」愛称に! 試乗会を開催、写真67枚

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2015年07月26日 20:11  マイナビニュース

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写真提供:マイナビニュース

阪神電気鉄道は26日、新型普通用車両5700系の一般試乗会を開催した。阪神梅田駅から石屋川車庫まで往復し、車内にて同車両の愛称を「ジェット・シルバー 5700」とすることも発表された。営業運転開始は8月下旬を予定している。


普通用車両として20年ぶりの新型車両となる5700系は4両編成(梅田方から5701・5801・5802・5702)。試乗会の参加者や鉄道ファンなどが待ち構える中、9時10分すぎ、阪神梅田駅1番線に5700系が到着し、9時27分頃に同駅を発車した。今回の試乗会は募集人数150名に対し、およそ80倍にあたる約1万2,000名の応募があったという。車内放送にてそのことが紹介されると、参加者たちからどよめきが起きた。


車内放送にて5700系の概要説明もあり、「阪神の各駅停車のイメージカラーは青色。5700系は外も青色、車内も青色で統一されています。車内にいても、各駅停車に乗っていることがひと目でわかるようになっています」とのこと。ただし優先座席エリアのみ、座席や吊り手を緑色とし、明確化を図っている。


続いて5700系の愛称も初披露。「阪神の各駅停車は加速がすごい、まるでジェット機のようだ、ということで『ジェットカー』と呼ばれています。また、5700系はステンレス車体でシルバーの外観です。そこで5700系の愛称を『ジェット・シルバー 5700』と決めました」「じつは、約50年前に試作されたステンレス車体のジェットカーを『ジェット・シルバー』と呼んでいたことがありました。半世紀の時を経て、快適性を追求し、最新技術を駆使して、再びステンレス車体のジェットカーが誕生したことから、『ジェット・シルバー 5700』の愛称を付けました」と紹介された。


列車は阪神本線を快走し、10時頃、甲子園駅に到着。ホーム中央部に大屋根を設置するなど、改良工事の進む同駅にてグッズ販売が行われたほか、子供たちを対象にクイズ大会も行われ、5700系に関する問題の他に、甲子園にちなんだ「現在の阪神タイガースの順位は?」といった問題も出題された。5700系の前面窓に「HANSHIN JET-SILVER 5700」のロゴをデザインした特製看板も掲げられ、多くの鉄道ファンがカメラを向けていた。


甲子園駅を10時47分に発車した後、阪神本線を神戸三宮方面へ走行し、11時すぎに石屋川車庫へ。5700系の隣には、「イエローマジックトレイン」(9000系をタイガースイエローに装飾したラッピング電車)と、普通用車両の"先輩"にあたる5001形、その他に8000系も2編成並んでいた。これらの車両の撮影会が実施され、参加者らは線路上を歩きながら、それぞれの車両を写真に収めていた。


石屋川車庫を発車した列車は、これまで走行したルートを折り返し、再び阪神梅田駅へ。車内ではチーム対抗のクイズ大会が行われ、優勝チームには5700系の座席の素材から作られたというランチョンマットが贈られた。列車は阪神梅田駅まで、通過待ちの停車を除き、ほぼノンストップで走行。途中、5700系の最高運転速度(時速約110km)に到達したことを告げる車内放送もあった。


新型普通用車両5700系「ジェット・シルバー5700」は、5201形ステンレス車「ジェット・シルバー」(1959年製造)の高加減速性能を継承しつつ、「精悍さとやさしさ」を追求した車両に。ステンレス車体に普通用車両の伝統の青系色「カインドブルー」を配し、車体前面上部は急行用車両1000系とイメージを共通化する一方、前面下部には斜め上がりのキャラクターラインを取り入れ、ジェットカーの精悍さを演出した。


扉開閉ボタンの導入、液晶式車内案内表示器の採用、くぼみを設けて大型化した座席仕切り、最新の省エネ技術による消費電力量の削減など、「人へのやさしさ」「地球へのやさしさ」にも配慮したという。阪神電気鉄道によれば、同車両は今年度、4両1編成のみの導入だが、その後は順次新造していく予定とのことだ。


○阪神電気鉄道5700系「ジェット・シルバー 5700」外観・内装など



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