(C)EGGMODE.inc※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。
キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】【冴え女シリーズ(3)】[- わたしは生徒?妹?それとも? -]
■作品概要
そのバカっぽさのせいか、周りからは完全に子ども扱いの南。家が隣同士で兄妹のように育ってきた隼人は、いつしか南の学校の先生に。そんなある日、南は生まれて初めて自分宛のラブレターをもらう。戸惑う南は隼人に相談しようと数学科教科室へ・・・。
●4話(前半)「お前はバカだな」
結城「あ、受験で思い出した!お前、進路はどうするの?」
白石「なぜ、突然進路相談!?」
結城「いや、進路相談の山田先生が南だけ進路調査票出してないってぼやいてたぞ」
白石「あ〜・・・実はまだ提出してない」
結城「早く決めないと動き出せないぞ?」
白石「わかってはいるんだけど」
結城「漠然とでいいからどこか行きたい大学とかやりたいこととかないのか?」
白石「うーん・・・できれば家から通える範囲のところがいいな」
結城「場所にもよるけど、電車通学って意外と大変だぞ」
白石「うん、でもできるだけお父さん1人にしたくないし」
結城「あ・・・」
白石「私1人っ子だから、1人暮らししちゃうとね」
結城「そっか・・・」
白石「それに、お兄ちゃんも私に会えないとさびしいでしょ?」
結城「それはないわ」
白石「即答!?」
結城「でも、そうだな、おやじさんも一緒にいてくれたほうが嬉しいだろうな」
白石「うん」
結城「となると県内の大学だな。どこか行きたい学部とかあるのか?」
白石「私ってさ・・・取り得ってないんだよね・・・バカだし太ってるから運動も苦手だし何か特技があるわけでもないし、だから行きたい大学とか学部っていわれてもいまいちピンとこなくてさ。でもだからって就職してちゃんとやっていける自信もないしさ」
結城「ふーん」
白石「いや、ふーんって!ちょっとは真面目に相談に乗ってよ」
結城「お前はバカだな」
白石「ちょっ、そんなことわかってるけどさ」
結城「バカのくせに真面目すぎる」
白石「え」
結城「そんな将来のことまで真剣に考えてる高校生なんて今時めずらしいぞ。俺なんて高校生の頃はとりあえず理系だからってだけで自分のレベルにあった大学の工学部入りたいくらいにしか考えてなかったよ」
白石「そうなの?」
結城「で、大学入ってからも、とりあえず職に困らないように教員免許とっておくかって感じで教育実習に行って・・・」
白石「うん」
結城「実習先で生徒達になんかおだてられて、教師もいいかなぁなんて思って現在に至ります」
白石「結構行き当たりばったりじゃない?」
結城「だから大体そんなもんなんだって、お前の今の生きてる世界って自分が思ってるよりずっと狭いんだぞ」
白石「そんなことないよ」
結城「そんなことあるんだよ。大学にいくといままでしてこなかったような色々な経験ができるようになるし、いろんな人たちと出会って自分の人生観もだいぶ変わる」
白石「そうかな〜」
結城「そこでいろんなことを吸収していくうちにやりたいこととかが見えてくるもんだって」
白石「う〜ん」
結城「今から『絶対こうなるんだ!』って決めてるやつの方が珍しいぞ。だから南も今はまだ気楽に考えててもいいって」
白石「そっか、なんかちょっと気が楽になった」
【冴え女シリーズ(3)】[- わたしは生徒?妹?それとも? -]4話(後半)へ続く
●出演キャラクター
結城隼人(ゆうきはやと)23歳:高校教師
白石南(しらいしみなみ)18歳:高校生
●声優および制作クリエイター
シナリオ:西尾優一
イラスト:三月涼
男性声優:吉田忠嗣
女性声優:寺崎まどか
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。