睡眠は「6時間くらい」が最多
「人生の3分の1は寝ている」といわれます。1日24時間のうち、睡眠時間が8時間であればそうなりますが、多忙な現代のビジネスパーソンはどうでしょう。全研本社株式会社が調査をしました。
今回の調査で最も多かった睡眠時間は「6時間くらい」で32%。次いで「5時間ぐらい」(31%)と続きました。この2つを合わせると63%。健康的な睡眠時間は6時間以上8時間未満とされているので、この数値からは、「ビジネスパーソンはやや睡眠不足」といえそうです。
一方、「7時間ぐらい」が21%、「8時間以上」が4%と、4人に1人はたっぷり眠れているようです。反対に「4時間ぐらい」は10%。「ショートスリーパー」という短時間睡眠でも大丈夫な人もいるようですが、あくまで例外と考えるべきでしょう。
睡眠不足の原因はどこにある?
それでは、睡眠時間が減少している原因はいったいどんなことなのでしょうか。今回の調査では、終わらない仕事を自宅に持ち帰る「風呂敷残業」の有無についても聞いています。それによると、家で仕事をしている人は21%で、「していない」の62%を大きく下回りました。
意外にも自宅で仕事をしている人は少ないという結果になりました。そうなると、会社でたっぷり残業して帰宅が遅くなるから睡眠時間が減ってしまう、あるいは、単に帰宅後に仕事以外のことに時間を使い過ぎて睡眠時間を消耗しているのかもしれませんね。
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睡眠は長さよりも質ともいわれていますが、やはり睡眠時間が足りないと体調を崩したり、業務効率が低下したりすることも多いようです。国も、仕事を早めに始めて、早めに終え、夕方からはオフを楽しむ、「ゆう活」を推奨しています。暑い夏、たまには仕事を早く終え、たっぷりリフレッシュして、ぐっすり眠ってみてはいかがでしょう。(下玉利 尚明)
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