井上喜久子・田中敦子"17歳コンビ"のコスプレも!! "声優たちの文化祭"日俳連チャリティー・イベントが今年も開催！

　7月31日、協同組合・日本俳優連合（日俳連）に所属する俳優・声優たちによる東日本大震災復興支援のチャリティー・イベントが今年も開催されることが決まり、会場となる新宿・芸能花伝舎で記者会見が開かれた。このイベントは2011年の震災の後、日俳連が行った所属俳優・声優への、復興支援の寄付の呼びかけがきっかけで始まったもの。それを経て、2012年からチャリティーイベントとして開催されることになった。

　このイベントの特徴は、テレビや映画でおなじみの俳優・声優が企画準備から運営、後片付けまで、すべて行うという手作り感だ。現在、決まっている予定では「三石琴乃の羊毛フェルト教室」。井上喜久子・田中敦子の"17歳コンビ"がコスプレで販売する「文芸あねもねR」のほか、俳優・声優たちが私物を持ち寄ったバザーやチャリティーオークションが準備されている。このほか、東北各地の特産品が集まる東北物産展も予定されている。記者会見には、声優の山寺宏一・平野文・田中真弓・島田敏が登壇。今年の魅力的なイベントラインナップを紹介した。

　宮城県出身で、個人的にも支援活動を続けている山寺は、イベントの魅力を次のように語る。「イベントは、本当に手作りです。さまざまな復興支援のイベントに参加させてもらっていますが、どんなものとも異質です。例えば、高山みなみさんがハガキの整理に参加したりもしている、文化祭のようなイベントです。『え、こんな人来ちゃうの？』という人も参加する予定です！」

　三カ月に一度は仙台に行っているという平野は、自身もこのイベントに期待していることを熱く語る。「私もなかなか会えないレジェンド声優に会える、自分たちにとっても楽しいイベントなんです。私も食いしん坊なので、物産展になかなか東京では出会えないものがやってくるのが楽しみです」

　キャラそのままに、元気のいい声の田中は「私にできることをコツコツとやっていきたい」とアピールした。また、実行委員長でもある島田は、宮城県東松島で生まれた靴下でできた人形（ソックスモンキー）「おのくん」を紹介。当日は、声優達が寄付した靴下（もちろん新品）でできた「おのくん」を用意する予定だという。

　なお、このイベントの特徴は、参加申込みが往復ハガキでの抽選制であること。これは、落選した場合に返信のハガキ分を寄付金に充当するための方法。これに加えて、当日は参加できないが何らかのかたちでチャリティに協力したいという人のため、最初から返信用ハガキ代を募金に充てる「ハガキで応援隊」という取り組みも行っている。「ハガキで応援隊」に参加した人には抽選で10名に、イベント限定の寄せ書きサイン色紙もプレゼントされる予定だ。

　参加するだけでもチャリティになる、このイベント。加えて声優たちと、通常のイベントとはまったく異なるかたちで交流できるのは魅力的だ。またとない文化祭にぜひ参加してみては、いかがだろうか。イベント最新情報は公式サイトとTwitterで順次公開する予定だ。
（取材・文／昼間 たかし）

■協同組合 日本俳優連合 チャリティー・イベント 東日本大震災復興支援 2015

【日時】
2015年10月11日（日）10時〜17時
【会場】
芸能花伝舎（東京都新宿区西新宿6-12-30）
【参加費】
500円（寄付金として）
【応募方法】
公式サイト参照の上、往復ハガキで応募
【公式サイト】
http://nippairen-charity.com/
【公式Twitterアカウント】
https://twitter.com/nippai_ren