【アニメ漫画キャラの魅力】昭和中期のあるある肝っ玉母さん「さくらすみれ」の魅力とは?『ちびまる子ちゃん』

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2015年08月02日 10:30  キャラペディア

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主人公「さくらももこ」のお母さん「さくらすみれ」。“肝っ玉母さん”の代名詞のような女性です。彼女は、台所を中心に、炊事、洗濯、掃除、子どもの勉強のチェックなど、当時の主婦の王道のような、ザ・お母さんですが、日常あるあるギャグなどもしっかり出してくる、さくら家にはなくてはならない女性です。今回は、そんな母「さくらすみれ」の魅力についてご紹介したいと思います。


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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■独身時代とのギャップ

 すみれは独身時代、いわゆるモガ(モダンガール)でした。まる子の父「ひろし」と結婚し、「さきこ」と「まる子」の母となった後の姿からは想像もつかないような、お洒落で品のある女性でした。ひろしと出会った頃のすみれは、なんとも奥ゆかしく物静かな女性でしたが、父子と義父母を持った専業主婦のすみれは、かくもこのようにしっかり者の肝っ玉母さんとなりました。たくましさと愛情を惜しまないさくら家の頼れる母なのです。

■肝っ玉を駆使して教育

 だらしない生活を送るまる子を、いつも「まる子ぉー!」と1日何度も叱り飛ばすのが、母すみれの大事なお仕事。多くの人々がすみれの姿に、“日本の母”を感じるのは、彼女が時代(昭和)の母の正道をいくような女性だからではないでしょうか。すみれは私達に“お母さん業に一生懸命に取り組む日本のお母さん像”や、三代一緒に暮らす日本の家庭の主婦像も見せてくれ、どこか懐かしさと感動・共感を、読者や視聴者に与えてくれるのです。だからこそ、まる子の母すみれが登場すると、どこか安心とワクワクを感じるのでしょう。

■見栄も張ってくれる主婦

 主婦すみれは、まる子が何かをおねだりしても、「ダメです!」「どうせ勉強しないんだから必要ないでしょ?」と、なかなか応じません。さくら家はそんなに貧乏なのか?と思ってしまうほどに、おねだりをことごとく却下するのです。子供達にとっては、とても嫌なお母さんかもしれませんが、漫画としては読者や視聴者に、“裏切らないお母さん”という妙な満足感を与えてくれます。一方で来客などがあれば、やはり裏切らずに見栄を張ってくれ、奮発したケーキをニコニコと出してきて、それに便乗する子供達の腹黒い思惑をしっかりと満足させてくれます。それでこそ昭和のあるある母「すみれ」なのです。

 まる子の肝っ玉母さん。クリクリパーマに、長めのボックススカートとエプロン、そして暖かそうな靴下を履き、私達に日常ギャグな主婦ぶりをたくさん見せてくれる「さくらすみれ」。彼女こそ、良い面も悪い面も含め、私達がいつのまにか忘れてしまった“日本の母”のあるべき姿なのかもしれません。ぜひすみれの肝っ玉母さんっぷりに注目しながら『ちびまる子ちゃん』をお楽しみ下さい。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ハナブキ(キャラペディア公式ライター)

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  • ごく最近北斗の拳のバット(子供時代)の中の人と同じと知りました(((゚д゚;)))
    • イイネ!2
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