【アニメ漫画キャラの魅力】プリキュア界のスーパーお嬢様!「四葉ありす」の魅力とは?『ドキドキ!プリキュア』

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2015年08月03日 09:50  キャラペディア

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2013年に放送が開始された『ドキドキ!プリキュア』。「愛」というテーマ性を強く打ち出し、散りばめられた謎が徐々に明らかにされていくストーリーで、子供達のみならず高年齢層のファンからも支持を集めました。

 守りを得意とするキュアロゼッタに変身する「四葉ありす」は、おっとりしたいわゆる「あらあらまあまあ」系のお嬢様・・・というのも間違いではないのですが、彼女の個性と魅力はとてもそれだけで語り尽くせるものではありません。今回はそんな、財力、人格ともにスケールの大きな「四葉ありす」の魅力についてご紹介いたします。


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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■何でもこなすスーパーセレブ

 世界有数の規模を誇る四葉財閥の令嬢「ありす」。初めて変身した第4話では、キュアハートの正体が「相田マナ」ちゃんであることを防犯カメラの映像から看破した上に、ネット上に流出した目撃情報などを「クシャポイ」するなど、その財力と権力によって我々視聴者を驚かせてくれました。お嬢様なプリキュアは過去のシリーズにも存在しましたが、その家の力を直接プリキュア活動のために使うのは型破りなことでした。

 もちろん、ありす本人の能力も極めて高く、絵画、社交ダンス、武道、果ては飛行機の操縦までプロ級の腕前を誇ります。このように、完璧すぎるほどのセレブでありながら、全く嫌味を感じさせない品の良さ、大物の風格を漂わせているところも彼女の魅力です。

 第4話や第33話など、メインとなるエピソードでは夜景をバックに華麗な戦いを繰り広げ、ファンからは「プリキュア版バットマン」と呼ばれることもある「四葉ありす」。その力を人々を守るために惜しみなく使う姿は「ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)」を体現していると言えるでしょう。

■友との絆、主従の絆

 ありすとマナ、菱川六花は小学生の時からの幼馴染。第38話では、幼い頃に病弱でずっと屋敷の中にいたありすの初めての友達になり、外の世界に連れ出してくれたのがマナちゃんと六花ちゃんだった事が語られました。彼女にとってマナちゃんはまさにヒーローであり、そのマナちゃんが侮辱された時には、怒りに我を忘れ相手のいじめっ子を叩きのめしてしまったという意外な過去も。

 第10話では、まこぴーとマナちゃんの仲の良さにやきもちを焼いている事に悩む六花ちゃんに対し、「誰もが持っている気持ちですわ。私にもありますもの」と語る姿が印象的でした。かつてはありすも、マナちゃんと六花ちゃんの間に割って入れない何かを感じたことがあったのかもしれません。

 彼女を語る上で、常に彼女をサポートする執事「セバスチャン」の存在も外せません。2人の主従の絆にスポットが当たった第25話では、ありすが生まれてからずっとセバスチャンに守られてきたことに改めて気付き、お互いを守り合う愛の力でパワーアップを遂げます。

 防御を中心としたキュアロゼッタの戦闘スタイルにも現れているように、ありすの根幹には「大切な人やものを守りたい」という想いがあります。それは友達や従者との絆によって育まれたものであり、人を思いやる気持ち、愛という作品全体のテーマに繋がっているのです。

■時には少女らしく

 ありすは本編開始の時点で、すでにいくつもの会社の経営を任されている「社会人」であり、優等生揃いの本作のプリキュアの中でも特に成熟した人格の持ち主です。だからこそ歳相応の少女らしさを見せてくれる場面は貴重で、どこかほっとするものを感じます。

 第1話で出現した蟹ジコチューや、第30話のドラゴン型妖精メランを目にした際は、珍しく興奮気味に「ペットにしたい」と言い出してセバスチャンにたしなめられており、どうやら巨大生物がお好きらしい事がうかがえます。また第13話で、ローズレディコンテストに優勝した時には、「まこぴー」こと剣崎真琴から「やっぱりありすはすごいね!」と素直な賞賛を受け、頬を染めてはにかむ表情を見せてくれました。

 そして、ちょっと細かすぎるとは思うのですが、個人的に好きなシーンをひとつ。第14話で競技カルタの特訓をしている六花ちゃんとマナちゃんの後ろで、取った札を手にガッツポーズしているありす様の後姿が大変に愛らしいのです。DVDなどで見られる方はその向かいでふくれっ面のまこぴーとセットで確認していただきたいです。

 将来は四葉財閥を継ぐことが運命づけられている「四葉ありす」。子供の頃の夢はお花屋さんだったことが第41話で明かされています。それが、今や叶わぬ夢であることを理解しつつ、花のように人々を笑顔にする存在を守るため、四葉財閥をより大きく育てていくという新たな夢へと昇華させており、その器の大きさは、とても14歳とは思えないほど。最終回のエピローグでは、地球との交流が始まった異世界「トランプ共和国」の空に四葉財閥のマークが付いた飛行船が浮かび、ありす自ら特産品である魔法の全自動クリーナーの買い付けに訪れている場面が描かれていました。世界のピンチを救って終わりではなく、その先まで見据えている「四葉ありす」。最後までそのスケールの大きさを見せてくれました。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:高津志朗(キャラペディア公式ライター)

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  • 四葉財閥の技術力をもってすればそれだけで日本を守れそうなんだけど←
    • イイネ!1
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