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政府が成立を目指す労働基準法改正案について、「残業代ゼロ法案」と批判するマンガ「ブラック法案によろしく」のCM動画が8月4日、東京・有楽町駅前の大型ビジョンで放映された。マンガと動画を制作した「ブラック企業被害対策弁護団」の弁護士たち25人は同日夕方、駅前でビラやティッシュを配りながら、「残業代ゼロ法案は廃案に」と訴えた。
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マンガは人気漫画「ブラックジャックによろしく」のパロディで、登場キャラが「成果主義を義務づけられるわけじゃない。当社はこれからも固定給だ」「残業代ゼロになっただけかよ!」などと会話する形で、労働基準法改正案の内容について説明していくという内容。駅前で放映されている動画は15秒バージョンで、これから1週間、1時間に4回のペースで流される予定だ。
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法案については、政府が今国会での成立を断念したという報道もある。しかし、弁護団事務局長の戸舘圭之弁護士は、今国会での審議入りを許せば、次の臨時国会での成立につながるとして「予断を許さない状況」だと指摘。「長時間労働を合法化してしまう極めて危険な法案です」と、街ゆく人たちに訴えていた。
国会からは、民主党の山井和則議員と共産党の小池晃議員、社民党の福島瑞穂議員も駆けつけ、法案への反対姿勢をアピールした。
有楽町駅前のビジョンで放映されている「ブラック法案によろしく」のCM動画は、ネットでも公開されている。
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https://www.youtube.com/watch?v=rPuJWRsXk6Q
動画の「フルバージョン」はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=cs_JN2gMiBw
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(弁護士ドットコムニュース)
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