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キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】【冴え女シリーズ(3)】[- わたしは生徒?妹?それとも? -]
■作品概要
そのバカっぽさのせいか、周りからは完全に子ども扱いの南。家が隣同士で兄妹のように育ってきた隼人は、いつしか南の学校の先生に。そんなある日、南は生まれて初めて自分宛のラブレターをもらう。戸惑う南は隼人に相談しようと数学科教科室へ・・・。
●8話(前半)「忘れるわけないだろ」
白石「・・・昔はそうじゃなかったのに」
結城「えっ?」
白石「昔はいつも真剣に私のこと考えてくれてたのに」
結城「だから今だってこうして」
白石「今のお兄ちゃんは私から距離を置こうとしてる」
結城「そんなことは・・・」
白石「学校じゃ全然話しかけてくれないし」
結城「それは立場上しかたなく」
白石「学校の外でもなるべく私と会わないようにしてるでしょ」
結城「それは」
白石「私が会いに行っても会ってくれないし」
結城「そうじゃない」
白石「3年前からだよ」
結城「そうじゃないんだ」
白石「やっぱりあのこと気にして・・・」
結城「ちがう!」
白石「・・・ごめん」
結城「いや・・・こっちこそ怒鳴りつけて悪かったな」
白石「うん」
結城「ラブレターのことはまた今度相談に乗るから今日は帰ったらどうだ」
白石「・・・いや」
結城「おまえなぁ」
白石「だって、お兄ちゃん私の・・・私たちのせいでずっと無理してるもん」
結城「無理なんてしてないって、ちょっと疲れてるだけだ」
白石「嘘だよ」
結城「嘘じゃないよ」
白石「私には本当の事言ってよ」
結城「だから本当だって」
白石「来週の木曜日・・・何の日か知ってる?」
結城「・・・南のお母さん・・・京子さんの命日だ」
白石「やっぱり覚えてたんだ」
結城「忘れるわけないだろ」
白石「じゃあなんで去年と一昨年は来てくれなかったの」
結城「・・・会えるわけないだろ」
白石「でも」
結城「あの人は俺が殺したようなもんだ!今更どの面さげて会いに行けっていうんだよ!」
白石「お母さんはそんなこと思ってない!」
結城「南はあの時あの場所にいなかったからそう言えるんだよ」
白石「そんなことない」
結城「真実を知ったら俺を軽蔑したくなる」
白石「じゃあ話してよ」
結城「え?」
白石「私に軽蔑されると思ってたから話さなかったんでしょ」
結城「そんなこと・・・いや、あるのかもしれないな」
白石「勝手に黙って勝手に距離を取ろうとして」
結城「・・・俺は卑怯だな」
【冴え女シリーズ(3)】[- わたしは生徒?妹?それとも? -]8話(後半)へ続く
●出演キャラクター
結城隼人(ゆうきはやと)23歳:高校教師
白石南(しらいしみなみ)18歳:高校生
●声優および制作クリエイター
シナリオ:西尾優一
イラスト:三月涼
男性声優:吉田忠嗣
女性声優:寺崎まどか
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。