外国人ビジネスパーソンにも定着したクールビズ
温暖化の影響か、年々厳しさを増す夏の暑さ。特に都市部で働くビジネスパーソンにはつらい季節ですが、日本で働く外国人はどう感じているのでしょうか。ダイキン工業株式会社は、東京で働く外国人100人を対象に、夏のビジネスシーンに関する意識調査を行いました。
日本企業の夏の取り組みといえば、クールビズ。外国人も約8割が実践し、すっかり浸透しているようです。「涼しくて快適・楽なため」という回答が8割でしたが、「ジャケットやネクタイは好きじゃない」「おしゃれ」などファッション性を挙げる声も多く見られました。
クールビズに対しては好意的な意見が多い一方、「客先を訪問する時はスーツ着用だからあまり意味がない」など、徹底しきれていないという意見も。また、外国では夏場に軽装は当たり前で、政府がわざわざキャンペーン化することに疑問を呈する声もありました。
最も暑さを感じるのは、日本名物のあの空間
もう1つ、近年企業が行う取り組みとして、浸透しつつあるのが「室温設定の28℃」ですが、8割以上が暑いと感じていると回答。最も仕事がはかどる温度は「24℃」が19%で最多でした。28℃はわずか2%でしたが、省エネや節電の観点からは半数以上が室温28℃の取り組みに「共感できる」と答えています。
また、夏のオフィス環境については、6割が不快を感じているという結果に。室温は24℃から28℃の間に設定されていても、デスクワーク中心の人や外回りが多い人などさまざまな人が働くオフィスでは、全員が快適と感じる環境を作るのは難しいようです。
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そして、半数以上の外国人ビジネスパーソンが最も暑さを感じると回答したのが「通勤時の満員電車」。これこそ、日本ならではの夏の厳しさといえるかもしれません。出社時間をいつもより早くするなど、「時間差通勤」などの工夫で、夏をうまく乗り切りたいですね。(林 渉和子)
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