※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。
キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】【冴え女シリーズ(3)】[- わたしは生徒?妹?それとも? -]
■作品概要
そのバカっぽさのせいか、周りからは完全に子ども扱いの南。家が隣同士で兄妹のように育ってきた隼人は、いつしか南の学校の先生に。そんなある日、南は生まれて初めて自分宛のラブレターをもらう。戸惑う南は隼人に相談しようと数学科教科室へ・・・。
●8話(後半)「忘れるわけないだろ」
結城「・・・俺は卑怯だな」
白石「私がお兄ちゃんを軽蔑するかなんて話しを聞くまでわからないじゃない!勝手に私の気持ちを決め付けないで!」
結城「・・・そうだな」
白石「だから・・・話してよ」
結城「お前にはつらい思いをさせるぞ」
白石「それはお互い様だよ。お兄ちゃんだってつらいはずだもん」
結城「・・・わかった」
白石「うん」
結城「3年前のあの日、俺は大学の講義が休みだったから1日中家にいるつもりだった。午前中にうちの母親に頼まれて荷物をお前の家に受け取りにいったんだ」
白石「・・・」
結城「前の日に俺はおまえのおやじさんに頼まれて京子さんを市立病院に連れてく約束をしてた。でも、普段、体調を崩しがちな京子さんはその日は調子が良かったみたいで、元気そうにしてた」
白石「うん」
結城「だから、俺は京子さんに送っていくのが昼過ぎになってもいいか聞いた。次の日に提出しなきゃいけない課題があったから済ませておきたかったんだ。京子さんはいつでもいいって笑って言ってくれた。」
白石「お母さんならそういうだろうね」
結城「俺は課題をできるだけ早く終わらせようと思った。でもあの日に限って資料を大学に忘れてきてた。大学に戻ったりバタバタしてるうちに夕方になって・・・。俺は京子さんを病院に連れていくために急いで南の家にいった。そしたら京子さんがリビングで・・・」
白石「倒れてたんだね」
結城「俺はあわてて病院に連絡して救急車を呼んだ。救急車が来るまでの間、京子さんが意識を取り戻すように必死になって声をかけ続けた。一瞬だけ目を覚ました京子さんは何かつぶやいてそのまま」
白石「うん、そこから先は私も知ってる。部活から帰ってきたら家の前に救急車が止まってて、お兄ちゃんが泣いてた」
結城「俺がもっと早く京子さんを・・・」
白石「それは違うよ」
結城「何が違うんだよ!俺が京子さんを午前中のうちに病院に連れて行っていればこんな事にはならなった!」
白石「・・・お兄ちゃん」
【冴え女シリーズ(3)】[- わたしは生徒?妹?それとも? -]9話(前半)へ続く
●出演キャラクター
結城隼人(ゆうきはやと)23歳:高校教師
白石南(しらいしみなみ)18歳:高校生
●声優および制作クリエイター
シナリオ:西尾優一
イラスト:三月涼
男性声優:吉田忠嗣
女性声優:寺崎まどか
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。