歯みがきに自信がある人もない人も、「きちんとみがけてない人」の割合は同じ?

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2015年08月07日 18:00  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

多くの人は歯みがきの大切さを意識しているけれど・・・

 みなさんは1日に何回、歯みがきしていますか?厚生労働省の調査によると、約75%の人が1日2回以上、歯をみがいているそうです。このことから、多くの人は歯みがきの大切さを意識していることがうかがえます。

 ところが、現在でも成人のほぼ100%がむし歯を経験し、35歳以上の約8割が歯周病にかかっています。ライオン株式会社が実施した調査では「自分の歯みがきに自信がある」と答えた人でも、じつに8割の人は歯垢をきちんと除去できておらず、きちんと歯をみがけていないことが明らかになりました。

 しかも、きちんと歯をみがけていない人の割合は、「自分の歯みがきには自信がない」と答えた人とほぼ同じ。つまり、歯みがきに自信がある人もそうでない人も、多くの人はきちんと歯をみがけていないのです。歯みがきに対する意識と、きちんとみがけているかという実態には、大きなギャップがあるようです。

8割でみがき方に問題アリ、用具の問題も3割に

 では、なぜきちんと歯をみがけていないのでしょうか。理由は、「ブラッシング圧が強い」など約8割の人が歯みがきの方法に問題がありました。また、「みがけていない」人の約3割は、「毛先の開いたハブラシ」など用具に問題が。自己流のみがき方に原因があるといえそうです。

 また、きちんとみがけている人とみがけていない人とでは、歯みがきに対する意識や行動にも違いがあるようです。みがけている人は「どんなに忙しくても眠くても寝る前の歯みがきは欠かさない」と意識が高く、「1日3回以上歯をみがく」と行動もともなっています。さらに、意識が高い人ではデンタルリンスやデンタルフロスなど、ハブラシ以外のケア用品の使用頻度が高いこともわかりました。

 口の中の状態は人それぞれで異なります。正しくケアするには、歯科医院で自分の口の状態にあった歯みがき方法の指導を受け、実践することが大切です。(下玉利 尚明)

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