【冴え女シリーズ(3)】[わたしは生徒?妹?それとも?]9話(後半)「でも俺のしたことは・・」

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2015年08月08日 16:50  キャラペディア

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※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。


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【冴え女シリーズ(3)】[- わたしは生徒?妹?それとも? -]

■作品概要
そのバカっぽさのせいか、周りからは完全に子ども扱いの南。家が隣同士で兄妹のように育ってきた隼人は、いつしか南の学校の先生に。そんなある日、南は生まれて初めて自分宛のラブレターをもらう。戸惑う南は隼人に相談しようと数学科教科室へ・・・。


●9話(後半)「でも俺のしたことは・・」


白石「決め付けてるよ!自分の都合のいいように!お母さんの気持ちもお父さんの気持ちも私の気持ちも!!」

結城「っ!」

白石「お父さんも私も兄ちゃんのことなんか恨んでない!」

結城「だけど」

白石「恨んだってお母さんは戻ってこないもの。それにお兄ちゃんがどれだけお母さんのこと慕ってたかお父さんも私も知ってる」

結城「でももしも俺が早く病院に連れて行っていれば」

白石「もしの話しなんて誰にもわからないよ」

結城「それに京子さんは!」

白石「確かにお母さんが最後に言いたかったことは何かわからないけど、お兄ちゃんのことを恨んで言った言葉じゃない。お母さんはそんな人じゃない!」

結城「南」

白石「だから自分一人で全部背負わないで」

結城「でも俺のしたことは・・・」

白石「お兄ちゃんのことを一番許せないのはお兄ちゃん自身だよ」

結城「え!」

白石「自分がしたことを誰も責めない。でも、すべてを無かった事になんて出来ない。だから自分で自分を責め続けてきたんでしょ?」

結城「自分で・・・自分を」

白石「お兄ちゃんはずっと1人で罪を背負ってきたじゃない」

結城「俺は・・・」

白石「もういいんだよ」

結城「許されてもいいのか・・・」

白石「だから私から離れるなんて言わないで」

結城「そっか」

白石「昔みたいに一緒に笑ってよ」

結城「南・・・ありがとう」

白石「え?」

結城「俺はずっと許されないと思ってた。南の家族に何をしたって償えるものじゃないとわかってたから」

白石「そんなことない」

結城「自分のしたことを認めたくなくて。でも否定することも出来なくて」

白石「うん」

結城「時間が経つほどに、南の家族への罪悪感だけが募っていった」

白石「辛かったよね」

結城「お前やおじさんの方がずっと辛かったと思う」

白石「辛いのに上も下もないよ」

結城「それに京子さんは俺を恨んでると思ってたから」

白石「だからそれは」

結城「そうだよな・・・京子さんがそんなひどいこと言うはずないよな」

白石「うん」

結城「あの時、京子さんが俺に何を伝えたかったかはわからないけど・・・お前の言葉を信じてみるよ」

白石「お兄ちゃん・・・よかった」

結城「俺は・・・許されてもいいんだ」

白石「うん」

結城「本当にありがとう・・・南・・・京子さん」


【冴え女シリーズ(3)】[- わたしは生徒?妹?それとも? -]10話(前半)へ続く


●出演キャラクター

結城隼人(ゆうきはやと)23歳:高校教師
白石南(しらいしみなみ)18歳:高校生

●声優および制作クリエイター

シナリオ:西尾優一
イラスト:三月涼
男性声優:吉田忠嗣
女性声優:寺崎まどか

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

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