盗作疑惑浮上の佐野研二郎氏デザイン「トートバッグ」、サントリーが賞品から取り下げ

サントリーは8月13日、ノンアルコールビール「オールフリー」のトートバッグプレゼントキャンペーンで、デザイナーの佐野研二郎氏が手がけた一部賞品を取り下げ、発送を中止すると発表した。

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佐野氏は、東京五輪の公式エンブレムをめぐり、盗作が指摘されているが、このキャンペーンのトートバッグでも盗作疑惑が浮上していた。

今回、計30点の賞品のうち、フランスパンの絵や、矢印のイラストが描かれたトートバッグなど8点が取り下げとなった。これらの賞品については、他のサイトの画像を盗用したものではないかなどの指摘があり、検証画像が多数ネット上にアップロードされていた。

サントリーホールディングス広報部によると、佐野氏から8月12日に「問い合わせや指摘を受けて、お客さまにこれ以上迷惑をかけたくない」という申し出を受けて、一部商品の取り下げを決めたが、詳細な理由については明らかにしていない。

キャンペーン自体は内容を変更して、継続する予定だという。同社は「お客様に、ご心配をおかけいたしますこと、重ねて深くお詫び申し上げます」としている。

佐野氏は「何れも身近にあるアイデアや素材をモチーフにしたものではありますが、現在、専門家を交えて、事実関係等の調査・検討を開始しております」とコメントを発表した。

（弁護士ドットコムニュース）