原因は若さの過信?“熱中症経験者”の割合が高いのは30代!

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2015年08月19日 18:00  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

意外にも60代以上は最も低い割合に

 今年も猛暑日が続き、熱中症で倒れた人や病院に搬送された人のニュースが後を絶ちません。そんなニュースを見ていて、熱中症になるのは子どもや高齢者が多く、「体力のある若者なら大丈夫」と思っている人はいませんか? じつは、若くても熱中症には要注意なのです。

 インターネットワイヤード株式会社が約5,000人のモニターを対象に実施した調査では、熱中症経験者は14.9%。そのうち30代は18.1%で最も高く、次いで20代以下が17.7%、40代が16.9%。60代以上は11%と意外にも少なかったのです。

 この理由は、きちんと熱中症対策をしているかどうかにあるようです。熱中症対策をしている人は全体の48%でしたが、高齢者の方がその割合が高く、50代以上の女性では、6割以上が対策をしています。一方、30代以下の男性は、3割台にとどまりました。

ちょっとした工夫で熱中症対策を

 では、多くの人たちはどのような対策を行っているのでしょうか。ダントツで多かったのが「こまめに水分補給する」で91.4%。「エアコン・扇風機を使う」が65.5%、「暑い日は無理をしない」が55.2%でした。また、ほぼ全ての項目で女性が男性を上回っています。

 少数の回答でしたが、「保冷剤を身につける」「首冷却タオル」「熱中症の危険度を知らせるアラームを持ち歩く」「塩を取る」「ゴーヤカーテン」なども。対策グッズを活用したり、自然の力で涼を求めたりと、自分なりに工夫して熱中症を予防しているのがわかります。

 また、熱中症を経験していない人の方が、熱中症の経験者よりも、こういった対策の実施率が低いという結果も。「若いから心配ない」、「熱中症になったことがないから大丈夫」といった過信は禁物です。適切な対策を行って、怖い熱中症を防ぎましょう。(林 渉和子)

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