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夫婦問題カウンセラーとして活動するようになってから、お会いする人ごとに、「夫婦円満の秘訣」を聞いて回っています。よく聞くのは、「ガマンと忍耐ね」という言葉……。確かにそういう側面はあるかもしれないですね。
「相性が良くて愛情があれば、努力しなくても、ずっと仲良くできるのではないか」と話す新婚の若い男性もいらっしゃいましたが、本当に長くなった結婚期間、それもなかなか難しいようです。
心理学の観点からは、「新婚時代のようなラブラブな関係は、2年程度しか続かない」とも言われているようですから、その後の結婚生活は、同志、親友、戦友(?)のような感覚で、海千山千いろいろありながらも、共同生活を送っているのかもしれません。
■ 夫婦はいちばん身近な他人
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昔は「我慢は美徳(びとく)」といって、我慢することが大切だという見方がありましたが、今は、そんな言葉を声高に言う人は少なくなりました。
夫婦の基本は、「ともに幸せでいること」です。パートナーの一方だけが、辛い思いを抱えていたり、別の自分を演じているところがあるとしたら、その結婚生活は決して幸せとは言えません。
ある本には、「長い結婚生活の間には、家庭内で結婚と離婚を繰り返しているようなもの」とありましたが、夫婦は、いちばん身近な他人同士。親子関係と違って「無償の愛」を捧げ続けるのは難しいので、妥協や歩み寄りなど、ある程度の努力は必要なのだと思います。
■ 「夫婦円満」に欠かせないアイデア&工夫
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「夫婦円満の秘訣」で聞かれたのは、以下のようなこと。
このほかには、以下のようなやや冷めた声も聞かれました。
全体を通して多かったのが、「相手を尊重している」と「お互いに干渉しない」でした。
家族はどれ一つとして同じ形態はありません。夫婦が一つ屋根の下で長く一緒に暮らし続けるには、やはりアイデアと工夫が欠かせません。ぜひ、二人にとっての居心地のいいオリジナルスタイルを築きあげてくださいね。
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[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2015年8月24日]
※写真:My Make OU / 123RF.COM、本文とは関係ありません
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