主人公「春虎」と、凸凹コンビとして常に行動を共にする「阿刀冬児」。整った顔立ちと切れる頭脳を持っています。今回は、そんな「阿刀冬児」の魅力についてご紹介いたします。
【最新ランキング】怒らせたらもっとも怖い女性キャラクター TOP20!【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■喧嘩の強い元ヤン
昔はやんちゃだった冬児。力が強く喧嘩も得意です。見た目からしてヤンキーっぽい彼ですが、それで中身がひょろひょろしていたらがっかりです。が、冬児は中身も伴っていますので、決して視聴者の期待を裏切りません。トラブルを好む傾向があり、わざと事を荒立てようとしたりと困った一面も。陰陽塾に入塾した初日、春虎に突っかかった京子と、春虎を庇う夏目がバチバチと火花を散らした場面でも、大友先生と一緒に、にやにやとその様子を楽しんでいた冬児。わくわくしながらトラブルを楽しむ、そんな冬児の姿もファンにとってはとても魅力的です。
■冷静で頭の回転が速い
感情直結型の春虎とは違い、ものごとの本質をしっかり見極め、冷静な行動ができる冬児。夏目のような勉学での頭の良さはありませんが、日常に巻き起こる様々な問題に対してはお手の物。頭の回転がとても速く、何をすべきかが良く分かっています。実はこういった頭脳系キャラクターはこの作品にはほとんどおらず、かなり貴重な存在でもあります。常に一歩引いた状態から闘う冬児がいるからこそ、春虎や夏目を上手くまとめられるのでしょう。リーダーシップとはまた違いますが、彼がそこにいるだけで自然と場がまとまるのです。
■霊災の後遺症に打ち勝つ強さ
霊災の後遺症に悩まされてきた冬児。霊災直後は、自分の中から湧き上がる負の衝動を抑えきれず、思わず春虎にその怒りをぶつけてしまう事も多々ありました。春虎の父である担当医の治療により快方に向かった冬児でしたが、再び似た霊災に巻き込まれ、後遺症が姿を現わします・・・。冬児が我を取り戻すきっかけを作ったのは春虎ですが、一番頑張ったのは間違いなく冬児本人でしょう。自らの内面に潜む鬼を抑え込むには、相当な精神力が必要なはず。それをやってのけたのですから、やはり強い人なのです。
メインキャラクターである春虎や夏目に負けず劣らず、設定も細かく描かれているので、冬児は比較的感情移入しやすい人物だと思います。置かれている状況は違えど、自分自身と闘い続ける冬児の姿からは、きっと勇気をもらえるでしょう。今後、鬼としての力をコントロールしていく事は出来るのでしょうか。冬児から一瞬も目を離せません。
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★記者:星宮(キャラペディア公式ライター)