首都圏の調剤薬局10店舗で熱中症予防啓発キャンペーンを展開
処暑が過ぎ、季節はこれから秋へ向かっていきます。朝晩は少し涼しくなってきたし、「もう熱中症の心配はしなくても大丈夫」と思っている人は多いかもしれません。ところが、残暑が厳しくなるこれからの時期も、引き続き熱中症には厳重な警戒が必要です。
日本気象協会では、熱中症で亡くなる人をゼロにすることを目指した「熱中症ゼロへ」プロジェクトを推進しています。熱中症には、誰でもがかかってしまう危険性がありますが、正しい予防法を知り、それを実践しおけば、発症のリスクを抑えることができます。
全国で調剤薬局を展開する日本調剤株式会社は、このプロジェクトの主旨に賛同し、2015年9月16日まで、首都圏の調剤薬局10店舗で熱中症予防の啓発キャンペーンを展開。薬局を訪れる人たちに熱中症予防を呼びかけるなど、プロジェクトをサポートしています。
店内で「熱中症対策フェア」、熱中症予防に役立つ情報を発信する初の試み
具体的には、東京、埼玉、千葉、神奈川の各薬局において、「まちの調剤薬局が、まちのオアシスに」をテーマに「熱中症対策フェア」を実施。「危険」「厳重警戒」など熱中症の危険度が分かる「室内環境指標計」を店内に設置して、危険度をリアルタイムで知らせます。
また、同プロジェクトが制作している啓発ポスターを店内に掲示するほか、熱中症について学べる啓発リーフレットやうちわなどの啓発グッズを来店者に配布。地域住民の健康に貢献する「かかりつけ薬局」として、熱中症予防に役立つ情報を発信する初の試みとのこと
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8月を過ぎると、熱中症に対する警戒は怠りがちになってしまうもの。でも9月は、まだまだ暑い日も多く、夏の疲れもあいまって、熱中症のリスクは決して低くはありません。「もう安心」と勝手に判断せず、正しい知識を取り入れて熱中症を防ぎましょう。(林 渉和子)
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