7月の熱中症による搬送人数が過去最多に!最も搬送人数が多かった都道府県は・・・

2

2015年09月02日 18:10  QLife(キューライフ)

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

QLife(キューライフ)

梅梅雨明け後から搬送人数が急増、第2週からは倍々に増加

 梅雨が明けるといきなり猛暑到来となった今年の7月。熱中症で救急搬送された人の数はどのくらいだったのでしょうか。消防庁の統計によると、7月に熱中症で救急搬送されたのは全国で2万4,567人。6月が3,032人だったので、ひと月で約8倍にまで増加しました。

 この人数は、統計を取り出した平成20年以降、7月の搬送人数としては過去最多。昨年7月と比べると6,160人も増加しました。人口10万人当たりの搬送人数では、群馬県が33.76人で最多。福島県(29.13人)、埼玉県(28.02人)と続きます。

 また、梅雨明け後から搬送人数が急増したことも明らかに。7月第1週が487人だったのに対し、九州地方が梅雨明けした第2週は3,213人、関東甲信の梅雨明けした第3週は6,265人、東北地方が梅雨明けした第5週は1万2,003人と倍々で増えていきました。

「ためらわずに救急車を呼んで」と消防庁

 年齢別では、65歳以上の高齢者が昨年より3,766人増え、1万2,307人で全体の50.1%を占めました。次いで18歳以上65歳未満の「成人」が35.6%、7歳以上18歳未満の「少年」が13.5%と続きます。

 搬送された人の症状では、入院を必要としない「軽症」が63.2%で、3週間の入院を必要とする「重症」が2.4%。それ以外の「中等症」が33.6%でした。軽症が多い一方で、医師が診察した時点で、死亡が確認されたのは39人。昨年の31人から増加しています。

 脱力感や倦怠感が強い、動けない、意識が朦朧とする、全身のけいれんがある・・・。同庁では、このような症状がある場合は「ためらわずに救急車を呼んでください」と呼びかけています。まだまだ残暑がぶり返す日もあるでしょう。引き続き、熱中症対策を怠らぬよう一人ひとりが心がけましょう。(林 渉和子)

関連リンク

⇒元の記事を読む

    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定