限定公開( 8 )
11月12日に国内版の発売を控えている『アサシンクリード』シリーズ最新作、『アサシンクリード シンジケート』。人気シリーズの新作ということで期待が寄せられる一方、「『アサシンクリード』シリーズ、新作を出しすぎ!」と、短いスパンで新作が出ていることに苦言を呈する声が多数上がっている。
『アサシンクリード』シリーズは、ユービーアイソフトから発売されているステルスアクションゲーム。“アサシン”の子孫である主人公を通して、過去のアサシンの行動を追体験し、世界の人々をマインドコントロールしようと企む“テンプル騎士団”と戦っていくというストーリーだ。また、12世紀末のエルサレムや、独立宣言前のアメリカといった物語の舞台も忠実に再現。レオナルド・ダ・ヴィンチや、ジョージ・ワシントンなどの偉人たちもストーリーに関わってくるなど、実際の歴史とのリンクも魅力のひとつとなっている。中でも、“フリーランニング”と呼ばれるアクションで駆け回ることができる当時の町並みは好評で、その再現度の高さから「歩いているだけでも楽しい」と言うファンも少なくない。
しかし、冒頭でも述べたように、人気を博している一方、“新作が出るまでのスパンの短さ”がファンの中で問題点として挙げられている。
『アサシンクリード』シリーズは、2007年の1作目(Xbox 360版)発売以降、本編だけでも8作、スピンオフなども合わせると14作以上も発売されており、1作目から2作目は2年の開発期間という“空白”があったものの、それ以降は毎年新作が発売されている状態だ。これにファンからは、「さすがに毎年出されると飽きちゃうよ」「いつもやること一緒だからもういいや」「マンネリ感が拭えない」など、目新しさを求める声が多い。また、ファンのひとりに話を聞くと、最近はバグや不安定な動作が生じるなど、ゲームとしての完成度の低下も目立ってきているという。
「ファンとしては新作をたくさん出してくれること自体はうれしいんですけどね……。一応、新作のたびに新要素を取り入れようとしていますし。ですが、その新要素の中には、明らかに蛇足のものがあったり、毎年発売という開発期間の短さのせいか、ひどいバグが出てきたりと、特に最近は作品の作りが甘くなっているというのが正直なところですね。個人的には、ここらで一度、じっくり時間をかけて、いい作品を作ってほしいなと思っていますけどね……」(『アサシンクリード』ファン)
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ゲームシステムに関しては賛否両論あるとは言え、“海戦”や“狩猟”など、新しい要素を取り入れてはいるため、当面の改善すべき点は、前作『アサシンクリード ユニティ』で特に顕著だったバグ・動作の不安定さだろう(現在は、パッチの配信により改善している)。
最新作『アサシンクリード シンジケート』には、不具合のない快適なプレイを期待すると共に、ユービーアイソフトにはもう一度じっくりと、『アサシンクリード』新作開発に当たってほしいところだ。
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