外出先でスマートフォンやタブレット端末を使って、それなりの分量の文章を入力したいというひとには魅力的なデバイスといえるかもしれない。
LG Electronicsが発表した携帯用のキーボードだ。
デスクトップ機に近いキー間ピッチ
モバイルデバイスはかなりいろいろなことができるようになったし、フリック入力も便利ではあるが、やはりキーボードにはかなわない。キーボードはまず手にあったサイズであることが重要だし、感触でキーの位置を確かめるので、タブレット端末でQWERTY配列のキーボードを表示させても、いまひとつしっくりこない。
そのために携帯用のキーボードというものも発売されているが、まだ決定版とよべるようなものはないだろう。
では、これはどうだろうか?
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『Rolly Keyboard (model KBB-700) 』と名づけられたこのデバイス。使用しているところを見ると、フルサイズに近いソリッドなキーボードに見える。
ところが、丸めることができるのである。まぁ、丸めるというか、折り畳むというか、表現としては微妙なところだが。そして、ポケットに入れることができるくらいスリムになるのだ。
キーのピッチは17mmで、多くのデスクトップ機のキーボードで採用されている18mmよりもわずかに近いだけ。衝撃に強いポリカーボネイトとABS樹脂でできていて、タイピング時には心地よい感触が得られる。これはシリコンでできた柔らかいタイプの携帯用キーボードにはない特徴だ。
広げれば自動でペアリング開始
またキーボードからは2本のアームが出て、タブレット端末やスマートフォンを立ててホールドすることができる。丸めてある『Rolly Keyboard』を開くだけで、Bluetooth通信を開始し、自動的にペアリングできる。Bluetooth通信は、同時にふたつの異なるデバイスと接続させることができるという。
単4形電池1本で、平均的な使用方法なら最大3ヵ月もつという省電力も魅力だ。この『Rolly Keyboard』、アメリカでは9月にデビューし、その後ヨーロッパやラテンアメリカ、アジアでも発売になる。
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実際は使ってみなければわからないが、使い勝手がよければ、タブレット端末やスマートフォンでできることも増えるだろう。ノートPCを持ち歩くひとは減るかもしれない。
スターバックスでも『Mac Book』ではなく、『iPad』と携帯用キーボードを広げる“意識高い系”が増えるだろうか!?
【参考・画像】
※ LG DEVELOPS FULL-SIZE KEYBOARD FOR POCKETS – LG Newsroom
※ LG Develops Full-Size Keyboard For Pockets – PRNewswire
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