太陽光発電をより効率的に!塩害にも強い「電力変換効率96.5%実現」パワーコンディショナ

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2015年09月07日 06:10  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

戸建て住宅の屋根に、ソーラーパネルが取り付けられている風景を見る事がだんだん珍しくなくなってきた。

新築を考えている人の多くも、同時にソーラーパネルの設置を検討している場合が多いだろう。

そこでどうしてもソーラーパネルの発電スペックばかり気にしてしまいがちだが、実は太陽光発電にはもう一つ重要な装置が必要だ。

それがパワーコンディショナである。

高水準の電力変換効率96.5%

というのも、太陽光発電で作られた電気は直流で天候によって電流や電圧が不安定な状態であり、このままでは家電製品に利用できない。

この直流で不安定な電気を、家庭用の100Vの安定した交流電気に変換するのがパワーコンディショナだ。つまり、パワーコンディショナが優れていなければ、太陽光発電の電気を効率良く利用することはできないというわけだ。

このパワーコンディショナが太陽光発電の電気を効率良く変換できるかどうかが一つの判断基準になるが、これまでの製品ではだいたい変換率が93%〜95%くらいが一般的だった。

しかしこの度、日立アプライアンス株式会社が発表したのは電力変換効率96.5%という高さを実現した住宅用のパワーコンディショナだ(ただし、この変換率が業界最高値というわけではない)。

発表されたパワーコンディショナは、『HSS-PS49DHT』と『HSS-PS49DHTE』で10月1日から発売される。

屋外設置に配慮された耐塩害仕様

両製品とも屋外設置環境に配慮され、一般地域から塩害地域まで使える耐塩害仕様を標準仕様としているが、とくに後者の『HSS-PS49DHTE』は耐重塩害仕様で受注生産品となっている。

これなら海が近い地域の屋外でも安心して使えそうだ。ただし、耐重塩害仕様とはいっても、直接波を被ってしまうような環境では使えないので注意が必要だ。

また、保護等級IP56相当の防じん防水構造(ただし接続配線部は除く)で運転音も22dBという静音性を向上させている。

さらに、日射しの変化を監視して電力をしっかり取り出す日立独自の「HI-MPPT制御」というシステムも採用されている。

これから太陽光発電を検討している人は、ソーラーパネルのスペックだけでなく、パワーコンディショナのスペックもしっかりチェックすることを忘れないようにしたい。

【参考・画像】 ※ 住宅用太陽光発電システム向けパワーコンディショナ定格出力4.9kWタイプを発売 – 日立アプライアンス株式会社

※ Gary Whitton / Shutterstock

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