英語で、日本語で、何かしらのメッセージをデザインの一部としてあしらったTシャツって多いですよね。そして、そんなTシャツのメッセージには、たまに我が目を疑ってしまうような奇抜な文言が書かれていることがあります。「気になったメッセージTシャツ」についてヒトメボ読者に聞いてみました。
「らっきょ♪」「目をつむって、すべてを見る」 何をアピールしたいのか分からないSNSのプロフィール〜外国の方が着ていた漢字Tシャツ編〜
■インパクトで勝負
「漢字で2文字『団地』と。あれはインパクトがありました」(大阪・25歳男性)
団地。かなりシュールな空気が漂いますね。英語のghettoは「スラム街」という意味の言葉なので、悪くてクールなニュアンスがあるのかもしれません。しかし日本語訳として「団地」となったとき、全然違うニュアンスが生まれてしまいました。
■萌え死必至
「白人の小さい女の子が、『お砂糖女の子!』という文字がプリントされたTシャツを着てるのを見たときは、萌え死ぬかと思いました」(東京・31歳男性)
これはかわいいですね。英語の「Sugar Baby」や「Sweet Honey」あたりを日本語にしたものと思われます。「砂糖」でなく、「お」をつけて「お砂糖」としたところがかなりのファインプレー。このかわいさ、ぜひ外国人の子どもの間で流行ってほしいところです。
〜日本人が着ていた英語Tシャツ編〜
■最悪な自己紹介
「『I AM A F*CKING MOTHER F*CKER, HUR?』と書かれていたTシャツを着ていた若い男性。(実際は伏字なし!)どうか彼があれを外国で着ませんように」(千葉・29歳男性)
この言葉、日本人には想像もつかないくらいお下品。普通は相手を罵る際に用いられますが、このTシャツでは自分に向けて発せられています。最後の「HUR?」は「だよな?」くらいの意味でしょうし、とんでもない意味に……。
■本当に平和を求めていそうな一品
「適当すぎる文法のものをいくつか見たことがある。「We can together! Let's piece!とか」(神奈川・23歳女性)
気持ちは伝わってくるのですが、動詞が足りなくて惜しいことになっています。ひょっとしたら「世界平和に正しい文法なんて関係ないさ。ピース!」というメッセージも含まれているのかも。
〜日本人が着ていた漢字Tシャツ編〜
■先鋭的なお洒落
「『私はアホです』と書かれた紙が、背中に貼り付けられたふうのデザインのTシャツをアラフォーくらいの男性が着ていた。目撃した時は最初、実際紙が貼られているんだと思った」(東京・36歳男性)
もうこれくらい凝ったデザインのTシャツを着てしまえるのは、かなり攻めてるお洒落さんと察せられます。
■読める人はびっくり
「おとなしそうな外見の若い男の子が着ていた、『鏖』(みなごろし)という漢字1文字が大きく書かれたTシャツ。普通に捕まらないのだろうか」(神奈川・24歳男性)
読める人はそう多くないはずですが……。これほど暴力的な漢字1文字もあまりありません。
ネタか本気か、あるいは意味を知らないのか、突っ込んでしまいたくなるメッセージTシャツの数々。外国の方が着ている漢字Tシャツにおかしなものがあるのと同様に、メイド・イン・ジャパンの英語Tシャツには怪しいものもあります。外国で着るときはくれぐれもご注意を!
(藤井弘美+プレスラボ)