『2D』は平面、『3D』は立体、じゃあ『4DX』ってなんだ? なんか“X”までついているし!
そう思って資料を見たら、
<映画のシーンに合わせるように、前後・左右・上下に“動く座席”、シアター内に“吹きつける風”“漂う香り”“まばゆい閃光”“降りかかる水しぶき”などの15種類の特殊効果により、映画の臨場感をさらに高め、観客の五感を刺激して、「観る」から「感じる」へと誘う、次世代型のテーマパーク・アトラクション・タイプの上映システムです。>
とある。さらに、
<いま、新たな映画鑑賞のスタイルとして、『4DX』が日本中で話題沸騰となっています。>
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そう、『4DX』は最新の映画上映の演出手法なのだ。
佐野市に4DXシアターがオープン
このニュースは、2015年12月18日に栃木県佐野市の『109(イチマルキュウ)シネマズ佐野』に、ライドシアター『4DX(フォー・ディー・エックス)』がオープンするというものだ。
この佐野市の『4DX』をプロデュースする東急レクリエーションは、すでに富谷(宮城)にオープンさせているほか、11月には大阪エキスポシティにも『4DX』をオープンする予定のようだが、この佐野市の『4DX』は、こけら落としとなる作品の話題性でもピカイチだ。
あの名作シリーズの最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がオープニング作品となるのだ。
この『4DX』、以下のような15種類のエフェクトがある。
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■1:椅子のエフェクト 01.椅子が前後・左右・上下に動く(Pitch、Roll、Heave) 02.前席から、顔の周辺に風が吹き付ける(Face Air) 03.前席から、顔の周辺に水が吹き付ける(Face Water) 04.前席から、香りが出る(Scents) 05.顔周辺や首周辺に、空気が噴出する(Side Air shots) 06.脚の周辺が動く(Leg Tickler) 07.背面座席が動く(Back Tickler) 08.背面座席が振動する(Vibration) 09.座席背面から雨が降ってくる(Rain)
■2:シアターのエフェクト 10.劇場内から、水と風が一緒に出て嵐のイメージを起こす(Rainstorm) 11.劇場内から、煙が出て霧のイメージを起こす(Fog) 12.劇場内から、光が出て雷のイメージを起こす(Lightning) 13.劇場内から、風が出る(Wind) 14.劇場内から、泡が出る(Bubbles) 15.劇場内から、雪のイメージのパウダーが出る(Snow)
「足の周辺が動く」とか、具体的にちょっと予想できないし、「泡が出る」とか「パウダーが出る」なんてやりすぎじゃないかとも思うが、まぁすべての作品で必ず泡やパウダーが出るわけではあるまい。
むしろ、このやたらお行儀がよくなってしまったご時世、せめてこういう非日常的な空間くらい、承知の上で少々の雨やパウダーをかぶってもいいだろう。
というかそもそも『スター・ウォーズ』シリーズといえば、あの独特な世界観が強烈な魅力であり、雪の惑星や炎の惑星などさまざまなフィールドで派手なアクションが繰り広げられるのだから、多様なエフェクトでその刺激をアシストしてくれるとなったら、筆者はもう大人だから「あぁ面白かった」で済むだろうが、もしこれが子供のころだったらもう「オレはジェダイだ!」なんて思ってしまうこと請け合いだ。
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『スター・ウォーズ』シリーズが好きなひとは、この先何度もテレビやブルーレイなどで繰り返し観るだろう。それならば最初のロードショーくらいは『4DX』の映画館で観たいではないか!
【参考・画像】
※ 栃木県初!109シネマズ佐野 12月18日(金)『4DX』導入決定! – PR TIMES