【アニメ漫画キャラの魅力】異能使い名家「名瀬」の毒舌美少女「名瀬美月」の魅力とは?『境界の彼方』

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2015年09月10日 07:30  キャラペディア

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鳥居なごむ先生によるライトノベル作品『境界の彼方』。アニメ化はあの京都アニメーションが手掛けました。「妖夢」という存在がはびこる世界。妖夢とは人の怨嗟が形になったものであり、彼らを討伐する存在が異界士です。物語の舞台である長月市一帯に強大な権力を持つ異界士の名門にして、大地主である名瀬家。異界士を管轄する異界士協会さえも一目置く存在で、協会の使者でさえも名瀬には簡単に介入出来ません。今回ご紹介する「名瀬美月」はその名瀬家のご令嬢です。


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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■ドS

 黒髪を腰まで伸ばしたロングヘアーという、伝統的な大和撫子を連想させる、学校では文芸部の部長を務める文学少女です。性格は見た目通りの穏やか・・・ではなく、同じく文芸部員である主人公の「神原秋人」に対し、空気を吸うように罵詈雑言を投げかけるドSです。本人によると、これは日課や趣味なのだそう。

 兄と姉がおり、兄の名前は「博臣」。そして姉の名前は「泉」。兄の博臣は重度のシスコンで、常日頃から妹愛を周囲に振りまいているのですが、美月には疎ましく思われています。

 姉の泉は若いながらも名瀬家の当主をしている実力者です。美月は泉に幼い頃から名瀬の娘としてどうあるべきかを厳しく教えられてきました。普段は本音を表に出すことはないのですが、優秀な異界士である兄と姉に対して劣等感を感じており、ずっと悩んでいます。なお、「ヤキイモ」という小動物に似た妖夢のペットを飼っており、普段は美月の服の中に入り込んでいます。

■外見

 黒髪のロングヘアー、ぱっちりとした赤系色の目、憂いを帯びた表情にクールな出で立ち・・・、まさに大和撫子。文芸部の部長を務めており、最近は秋人と共にもっぱら記念文集の選定作業に追われています。気だるそうに文集をめくる彼女の姿はどこかミステリアスな魅力を感じます。とあるエピソードで水着姿を拝見できるのですが、憧れつつ遠くから見つめていたい高嶺の花のような女の子です。

■毒舌

 その大人しそうな外見からは想像しがたいですが、物凄い毒舌家です。秋人に対しても、会えば何かしらキツイ言葉を浴びせます。兄の博臣に対しても同様で、眼鏡好きの秋人、妹好きの博臣をひとまとめに「変態」と表現することも・・・。ただし、これはあくまでも仲の良さからの冗談で、なんだかんだでお互い楽しんでいる様子(博臣は本気でショックを受けますが)。彼女の素直になれない性格を考えると、これは照れ隠しでもありそうです。照れ隠しにしてはちょっと威力が強めですが・・・。

■ギャップ

 いつも淡々と受け答えするクールな美月。彼女が取り乱す事なんて・・・と考えてしまいますが唯一、例外がありました。

 何かと話題になった伝説の6話。あらすじは異界士である未来(栗山未来)がお金に困り、妖夢鑑定をしている彩華さん(新堂彩華)に高く売れる妖夢を聞き、そのレアな妖夢を討伐することから始まります。それに巻き込まれてしまった美月ですが、実はその妖夢、非常に強烈な体液をまき散らす厄介な妖夢で、美月は気の毒なことにその体液をモロに被ってしまいます・・・。当事者である未来含む、他のメンバーも妖夢の体液を被っているのですが、美月がかけられたのはマーキング用の特にくさ〜い液(妹命である博臣でさえ耐えられなかったほど)。気休めにシャワーを浴びるのですが、なかなか出てこない石鹸のボトルに当たり散らすという始末・・・。

「なあにがすっこすっこよ!」

 という、ちょっぴり間の抜けたセリフ、普段の冷静沈着で理性的な彼女からは想像できない感情むき出しっぷりのギャップについ萌えてしまいます。このエピソードでの彼女は、ありのままの感情をさらけ出していて、これもまた魅力的です。

■心配症で他人想い

 優秀な兄と姉に挟まれ、心の中ではいつも「自分の居場所なんて無いのかも」と不安でいっぱいな美月。普段は強気な彼女ですが、それは自身の心の弱さを補うため。名瀬の娘であるという立場から、地元のお祭にもずっと参加しておらず、わざと人から距離を置きがちでした・・・。しかし、未来と関わっていく内に、人と距離を置いてしまう自分の不器用さを克服し、素直な気持ちを伝えられるように成長します。最初のどこか素っ気ない彼女が素直になるまでの変化は要チェックです。

 普段の言動からは、もしかしたら兄や秋人が嫌いなのかとも思ってしまいますが、それは彼女がとても照れ屋さんだから。兄に対する態度もコミュニケーションの一環のようで、博臣に勝手に自分の顔写真をアイドルの写真に合成された仕返しに、博臣の音楽プレイヤーの中身をBLドラマCDにすり替えたり・・・。本人も意外と楽しんでいそうです。

 あるエピソードで、未来が焼き肉の皿に盛られた肉に感動して美月に見せようとするシーンがあるのですが、「美月先輩見てください!」という問いに対し、「よだれを!?」と美月が若干オーバーに引き気味に答える、というやりとりがお気に入りです。未来の正直さと美月のピリッとした毒っ気が癖になります(笑)。

 2015年春にTV版の総集編にあたる「過去編」と本編のその後を描いた完全新作の「未来編」計2本の劇場映画が公開されました。過去編は展開が少し駆け足なので、視聴するならばTVアニメ版を見てからがオススメです。既にTVアニメ版を見ていても、過去編には未来編に繋がるオマケもありますので、ぜひ見てみてください。個人的な感想ですが、未来編を終えてもなお、まだまだ物語の序章である気がします。気になった方はぜひチェックしてみてください。今後も『境界の彼方』の新しい展開に期待したいですね。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:真夏日(キャラペディア公式ライター)

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