日本トイレ大賞を受賞!仮設式でも安心キレイな「おりひめトイレ」

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2015年09月11日 18:00  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

野外イベント会場などによく置かれている、移動式仮設トイレ。

元々は、建設現場などに設置されて男性が使うことを前提に作られたせいか、女性にはちょっと使いづらいという声もよく聞く。

そんな質実剛健過ぎる(?)仮設トイレを、女性や子供でも使いやすく変えたのが『おりひめトイレ』だ。

仮設式でもきれい・安心!

住宅メーカーの積水ハウスとトイレメーカーのTOTO、そして仙台市が共同開発。なぜ仙台市も入っているかというと、2011年の東日本大震災の教訓を活かすためだ。

従来タイプの仮設トイレしかなかった当時は、臭いや音、汚れに対する不満から、トイレを我慢し健康を害した女性被災者も多かったそうだ。

そんな苦い経験を活かそうと、このトイレの開発には、積水ハウスの女性スタッフの他、仙台市内の女性デザイナーも開発メンバーに加入。内外装デザインなどに一役買ったという。

曲面を活かした優しいデザイン採用

では、どんなトイレかというと、まず外観は曲面を上手く活かすことで女性らしさを強調。内装も清潔感があるばかりでなく、ベビーチェアも置けるようなゆとりある空間を確保している。

また、安心・安全・快適に使えるように、照明や防犯ベルも設置。ドアを開けた際に中が丸見えにならないような配慮など、細部に渡り女性にやさしい装備が満載なのだ。

オリンピックに向け、快適トイレ増進のための賞

この『おりひめトイレ』が今回受賞したのは、『日本トイレ大賞』(主宰:内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室)のうち、女性活躍担当大臣・男女共同参画担当大臣賞(空間部門)だ。

この賞自体は、政府が2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、世界に誇れるようなトイレ空間を増やすという取り組み『ジャパン・トイレ・チャレンジ』の一環。

確かに、こんなきれいで快適な仮設トイレがオリンピック会場のあちこちにあれば、世界から訪れた人々がビックリするに違いない。

ちなみに、このトイレは現在、仙台国際ハーフマラソンや佐賀唐津くんち等、全国のイベントで活躍中。すでに、約5,700名が利用しているという。

ウォシュレットを開発したことでも知られる日本は、トイレを大切にするという点では世界トップレベルだ。

『おりひめトイレ』も、世界に誇れるトイレ設備のひとつと言えるだろう。女性の方、一度使ってみたいでしょ?

【参考・画像】

※ 女性や子どもにもやさしい移動式仮設トイレ「おりひめトイレ※1」が「日本トイレ大賞」 – TOTO

※ YsPhoto / PIXTA

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