リアルタイムで感動をシェア!世界遺産「白川郷」が無線LANサービス導入

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2015年09月13日 11:40  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

世界遺産の『白川郷』のイメージとはなんだろうか。雪のつもった白い屋根の風景が広がる牧歌的な印象だ。

昔ながらの「合掌造り」の家屋はまるで昔のまま時がとまったようだ。そんなIT、インターネットが普及した現代社会とは隔絶した風景の『白川郷』が、インターネットの活用に取り組んでいる。

無料公衆無線LANサービスの導入

観光立国を目指す日本の啓蒙活動により、世界遺産を目指して来訪する外国人観光客が増加、今年ついに国外に出る日本人の数よりも、外国から訪れる外国人観光客の数が上回ったほどだ。

そして、いまや観光にスマホは欠かせない存在だ。これまでガイドブック片手に名所案内、地図を確認していたが、それがスマホにとってかわった。

そのスマホの最大の問題は、通信手段である。国内キャリアとの契約をしないと4G回線が使えず、値段が高い、割高といった場合、フリーWiFiに頼らざるを得ない。

そんな中、世界遺産である『白川郷』では、年間150万人が訪れ、その6割が外国人観光客だという。

そのため、世界遺産である合掌造り集落を含め、近隣の観光・温泉エリアで、無料公衆無線LANサービス『SHIRAKAWA-Go Free Wi-Fi』を導入し、外国人を含めた観光客に対して、広くインターネット接続サービスの提供を開始。

これにより観光客は安心してスマホを使って情報収集、快適に観光ができるだけではなく、InstagramなどのSNSで風景と感動を即時にシェアすることだろう。

クラウドソーシングを使ってロゴデザイン

このフリーWiFiの周知には、クラウドソーシング『クラウドワークス』でロゴデザインを募集、そして採用。ここでもインターネットを活用しているかたちだ。今回採用された作品は、『白川郷』の代名詞ともいえる『合掌造り』に、Wi-Fiのピクトグラムを加えたキャッチーなデザインとなっている。

スマホ、SNSが普及した現代において、SNSを中心にしたクチコミは大きなPR活動となる。無料公衆無線LANサービスの導入は、そのクチコミを活性化させてくれることだろう。

ぜひリアルタイムで『白川郷』の、そして日本の素晴らしさを世界に発信してほしい。

【参考・画像】

※ 世界遺産「白川郷」がクラウドワークスを活用 無料公衆無線LANサービス「SHIRAKAWA-Go Free Wi-Fi」の採用作品が決定 – PR TIMES

※ Kanuman / Shutterstock

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