82%の女性が出産に不安。最も不安を感じるのは…?
奥さんが待望の妊娠。新しい家族の誕生を待ち望む一方で、妊娠中の奥さんがイライラしていたり辛そうにしていたりして、オロオロしている旦那さんも多いのではないでしょうか?パートナーとして、一体どのようなサポートをすべきなのか。女性たちが感じていることを理解することが、そのヒントになるかもしれません。
株式会社アムタスは、同社が運営する「女性の悩みクリニック」の登録会員にアンケートを実施。出産に関する不安について調査を行い、200名の女性から回答を得ました。
「出産で一番不安なこと(不安だったこと)は?」という設問に対して、最も多かった回答は「出産時の痛み」(51%)、次に「つわりなど体調」(16%)、「金銭面」(16%)でした。出産時の痛みについては、「マタニティ雑誌などを読むとお産のことについて書いてあり、ゾッとします。怖いしか出てこない」という声が。体調に関しては「つわり」だけではなく、妊娠中毒や切迫早産になって不安を感じたという声があがりました。
ほかにも、「出産後も同じように働けるのか、働けない場合に金銭的にやっていけるのか」、「パートナーが育児を手伝ってくれるか」、「子どもが健康な身体で産まれてきてくれるかどうか」といったコメントが寄せられました。病気ではないとはいえ、何が起こるか分からない妊娠・出産に対して不安は尽きないようです。
求めるのは「優しさ、精神的ケア」。不安を理解しようと努めることが第一歩
さまざまな不安を抱える中で、パートナーに期待していることは何なのでしょうか。妊娠中に旦那さんにしてほしかったことで、圧倒的に多かった回答が、「優しさ、精神的ケア」(53%)。特別なことを期待しているのではなく、「ただ側にいて話を聞いてほしい」「家事を手伝ってもらえるのもありがたいけど、妊娠中は何かと気持ちが不安定になるから、そのことを分かってほしい」とのこと。
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次に多かったのは、「妊娠・出産の勉強」(16%)です。「産後、育児に協力してもらえなくて大変だった」、「ミルクも作れない、オムツも換えられないでは困る。知識だけでもしっかりしてほしい」。「家事」(15%)や「体調ケア」(14%)といったサポートを望む女性も多いです。つわりがひどくてやむを得ずコンビニご飯になってしまった際、旦那さんから「またコンビニ?」と言われて傷ついたという声も・・・。くれぐれも、思いやりのない言葉には気をつけたいものです。
アンケート結果をまとめると、「不安な気持ちを理解し、家事や育児を人任せにしないで一緒に取り組んでほしい」ということのようです。まずは奥さんの話をじっくり聴いてあげること。そして、妊娠・育児中に何か不都合が起きた際には、不満の声を発する前に、自分自身で解決できないか考えてみることが大切です。(宮坂 方子)
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