渋谷のご当地ビールとして、あの元気が出る“マカ”が入ったご当地ビール『シブヤビール ENERGY〜MACA〜』(以降『シブヤビール』)が2015年4月から販売されていたが、8月末に出荷本数が15,000本を突破した。
『シブヤビール』は当初、『宇田川カフェ』グループの8店舗でしか飲めなかったのだが、今ではなんと全国200店以上の飲食店で飲める。
そしていよいよ、9月18日からは東急百貨店の本店、東横店、たまプラーザ店でも小売販売されることになった。
これはビールファンには待ち遠しかったことであろう。
渋谷の夜が元気を無くしている?
『シブヤビール』をプロデュースしたのは、渋谷の人気カフェである『宇田川カフェ』。製造はサンクトガーレンが行った。
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『宇田川カフェ』は“元祖夜カフェ”と呼ばれる店で、株式会社エル・ディー・アンド・ケイが運営している。
入れ替わり立ち替わりの激しい渋谷センター街において、この8月で開店15年目を迎えるのだから、老舗カフェと言っても過言ではないだろう。同店オリジナルの『宇田川ブレンド珈琲』は、濃さとすっきりした味わいが特徴で、同店ではコーヒーのみならず食事やお酒も飲める。
また、“元祖夜カフェと”呼ばれるのは、朝5時まで営業しているためだが、この同店の営業スタイルが“夜カフェ”という文化の始まりだと言う。
つまり、『宇田川カフェ』は渋谷の夜を15年間見てきたのだ。ところが彼らには気になることがあった。
「この数年の渋谷の夜には元気が無くなっている」、と。
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そこで、渋谷の夜を元気にすべく企画されたのがこの『シブヤビール』だった。コンセプトはズバリ、「渋谷をもっと元気に!」だった。
元気の素はマカ
渋谷を元気にするために造るビールなのだから、フツウではいけない。
そこで、栄養ドリンクにも使われている“元気の素”とも言える“マカ”を入れる事にした。“マカ”は、必須アミノ酸を豊富に含み、滋養強壮やアンチエイジング効果があると言われている。
“マカ”は、赤道直下のアンデスの高地という、気温差が激しい過酷な環境で育つため、大地からありったけの栄養を吸収する。
そのため、マカが栽培された土地は枯れてしまい、数年間使い物にならないというくらいだと言うから凄まじい。
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そして『シブヤビール』には、フロリダ産のピンクグレープフルーツも使用されている。それがグラスに注いだときのフレッシュな香りの元になっている。
そのため『シブヤビール』を飲むと、マカの土っぽさがほのかに感じられ、余韻としてグレープフルーツの苦みが残るという。
そして、体がぽかぽかして元気が出てくるらしい。
まぁ、町に元気がないのはデフレのせいかもしれないし、増税や緊縮財政、規制緩和といった、本来はインフレ対策である政策が採られている内は、デフレ脱却はできないだろう、と筆者は思っている。
しかし、マカ入りの『シブヤビール』で皆が元気になれれば、少しは町が元気になるかもしれない。
さぁ、いよいよシルバーウィーク目前。『シブヤビール』を飲んで、ぱーっと行こう!
【参考・画像】
※ “マカ入り”渋谷ご当地クラフトビール 発売4カ月で出荷1万5千本を突破。9月18日(金)より東急百貨店で小売販売開始。 – サンクトガーレン有限会社のプレスリリース
※ Africa Studio / Shutterstock