ロサンゼルスがテスラやBMWの電動公用車288台リース導入へ

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2015年09月26日 11:30  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

ロサンゼルス市では、政策に“サステナブル(持続可能)な街づくり”を掲げており、温室効果ガスの排出量削減に向け、再生可能エネルギーへの切り替えに取組んでいる。

同市は今年4月、2050年までに温室効果ガスを80%削減するため、2017年までの短期目標と2025年、2035年までの長期目標を発表した。

その第1弾として、2017年までに市内にEVの充電施設を1,000カ所以上設置すると共に、小型公用車の50%をEVに置換、2025年までに80%を置換するとしている。

テスラやBMWの電動公用車を導入

具体的にはLAPD(ロサンゼルス市警察)をはじめ、LADWP(ロサンゼルス市水道電気局)、LAFD(ロサンゼルス市消防局)などの行政機関で、EV(160台)、PHV(128台)計288台のリース車を導入する計画だと言う。

公用車に電動車を採用する台数としては、この計画が全米最大規模となる。

LAPDでは、現在も電動バイクや電動スクーターをパトロールの際に利用しているそうで、今後新たにEVを100台導入する計画。

LADWPでもEV44台、PHV113台を、LAFDと総務局でEV16台とPHV15台をそれぞれ導入する。

リース車両はAmazonで販売されたことでも話題になったBMW『i3』と、テスラモーターズの『Model S P85D』となるようで、特に後者はEVの中でも半端無い加速力を誇るだけに、あっと言う間にスピード超過車両を検挙出来てしまいそうだ。

同市のエリック・ガーセッティー市長は「EVは大気汚染の原因となる二酸化炭素を排出しないため、環境に優しいだけでなく、コストをより安く抑えられるなどの利点がある」としている。

ニューヨーク市でもタクシーをEV化する政策が進んでおり、インフラ整備の進展とともにEV、PHVへの注目度アップにも繋がりそうだ。

【参考・画像】

ロサンゼルス市

※ ロサンゼルス市警察(LAPD)

※ Los Angeles gets greener with promise to lease more electric vehicles – Los Angeles Times

※ Digital Storm / Shutterstock

※ BMWグループ・ジャパンが総合オンラインストア「Amazon.co.jp」にて、電気自動車「BMW i3」の新車販売を開始 – BMW GROUP

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