持田香織が語るELTと歩んだ半生「35歳を過ぎてようやく…」

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2015年09月26日 18:20  週刊女性PRIME

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「デビュー当時は、こうして人生の半分以上をEvery Little Thing(以後、ELT)として活動できるなんて想像していなかったです」 笑顔で語る、持田香織(37)。8月8日にデビュー20周年イヤーに突入したELTが12枚目のオリジナルアルバムと4枚目のベストアルバムを9月23日に発売。さらに、10月からは全国28か所を回る半年にわたるツアーもスタートする。 「振り返ると、いろいろなことがあったなと思います。いちばん最初に出た音楽番組が生番組の『ミュージックステーション』で、緊張して声がうわずったまま1曲を終えて、トラウマになったり、同期のSPEEDがものすごく元気に踊り歌う姿を見て“すごい!”って衝撃を受けたり(笑い)」 当初、持田、ギターの伊藤、キーボードの五十嵐の3人で活動していたELT。’00年にグループの中心人物であった五十嵐が脱退した際には“2人でも大丈夫?”という目を向けられていると、強く感じたそう。 「だからこそ、(伊藤)一朗さんと『fragile』でオリコン1位をとれたことが力になりました。みんな寝ずにクタクタになりながら作った曲だったので、本当にうれしかった」 その後、数々のヒット曲を生み出していったELT。しかし、平坦な道だったわけではない。 「ツアー中にのどを痛めて、ライブを2本くらい中止にしてしまったこともあったし、20代後半の女性ならではの身体の変化も経験しました。求められていることと、できることのギャップがあって、7〜8年悩んでいましたね。35歳を過ぎた、ここ2年くらいでようやく“辞めないでよかった”と思えるようになりました」 相棒の伊藤や、周囲の人たち。ファンの支えに助けられながら歌い続けてきた。 「もしかしたら、今がいちばん楽しいかもって思えるんです。不思議なんですが、嘘みたいにいろいろなことが整理されていって、生活をともにするパートナーにも出会えた。あんなに苦しかったのに、歌うことが気持ちよくてしょうがないんです。だから今回のツアーは“絶対にいいと思う!”って言いたいし、これまで支えてもらった方々へ恩返しがしたい。元気である限り、一朗さんとELTを続けていけたらいいなと思います」 ■幸せをちょっぴりおすそ分け ELTの20周年イヤーに突入した8月8日に、以前から知り合いだったスポーツトレーナーと入籍した持田。 「“あえてですか?”って、聞かれるんですが、偶然、8日が大安だったからなんです。彼に出会うまでは、まったく結婚願望がなかったですね。でも、一緒に過ごしていると、友達の延長線上みたいな感じで、何をしても楽しいなと思って。料理はふたりで作ることが多いです。ほかの方からしたら普通のことだとしても、それがなんて幸せなんだろうって。でも、本当に苦しい時期が長かったんです(笑い)」 (撮影/廣瀬靖士)

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