9月末から10月は毎年恒例お布施のシーズン。新型iPhoneの導入時期だ。購入しようかどうかで迷っている人も多いだろうが、今期のiPhone 6s、そしてiPhone 6s Plusもズバリ、買いだ。
日本にiPhoneがやってきてはや7年。いまやスマートフォンのリファレンス的な存在となっている。Android勢が上回っている機能・性能もあるが、使い続けるとオーバーヒートするという面もあり、安心感や信頼感という点でiPhoneはユーザーの期待に応え続けている。
さて、最新型のiPhone 6s/iPhone 6s Plusは、昨年モデルであるiPhone 6/iPhone 6 Plusのマイナーアップデート版となる。わずかに大きく、そして重くなったが、パッと見はまったく一緒。
しかし、外面からはわからないアップデート項目が多岐にわたる。iPhone 6 Plusユーザーだった筆者は、早速iPhone 6s Plusをゲットしたが、この数日でもう「買ってよかった」という気持ちを抱いている。というか、「iPhone 6からこんなにも性能が上がったのか…!」と感動すら覚えてしまったほどだ。
そこで今回、買ってよかった7つのポイントについてまとめてみたので、買い替えを検討中であったり興味を持っている方は、是非ご参考いただきたい。
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■1:カメラの画素数アップ
メインカメラ(iSightカメラ)の画素数が800万画素から1,200万画素に向上した!従来よりもシャープな画像が撮影できるようになり、実際の撮影画像も精細感がアップ。
Instagramなどのカメラアプリも普及しており、この画素数の向上を喜んでいる方は多いことだろう。
■2:ホワイトバランスの精度が向上
色の再現性が高くなった。特に料理写真の完成度UPは感動的! 蛍光灯下でも美味しそうに撮れる!
センサーサイズは公表されていないがレンズ構成は従来通りの様子。よってセンサーサイズはiPhone 6系と同じと思われる。センサーサイズが同一で画素数を増やすと、1画素当たりの光の量が減ってしまうため、高感度撮影時の画質が劣化すると言われてきたが、iPhone 6s/iPhone 6s Plusは、後述のように高感度ノイズを調教することですっきりと見やすい写真が撮れるようになった。
■3:高感度ノイズを上手に調教
カラーノイズが減ったことですっきりと見やすい写真が撮れるようになった。デジタルズームですら納得して使える。これならもうスタンダードなコンパクトデジタルカメラは必要ないかもしれない。
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■4:楽しい「Live Photos」
シャッターボタンを押す前後1.5秒間(合計3秒)の動画を、スナップ写真感覚で撮影できる『Live Photos』もiPhone 6s/iPhone 6s Plusのメリットの1つ。
パラパラマンガのように見えるコンテンツは撮影の楽しさを拡大してくれる。
■5:「3D Touch」を実現
『3D Touch』機能の登場により、UIも大幅に向上した。静電容量を感知する容量性センサーを搭載したマルチタッチディスプレイにより、押す(タップ)、長押し(ホールド)に加え、やや強めに押す(ピーク)、強く押す(ポップ)操作が可能となった。
まだ『3D Touch』に対応しているアプリは限られるが、PCでいうプルダウンメニューの実装や楽器アプリのHi-Fi化などが期待できる。
■6:「Touch ID」の高速化!ロックを簡単に手早く解除
指紋認証センサー『Touch ID』のレスポンスが上がったことで、セキュリティロック解除や有料アプリ購入時の認証の待ち時間は体感でゼロ秒。これは快適だ。
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■7:著しいCPU・GPUの高速化
CPU・GPUが著しく高速化した。それにより、オフィス系のアプリのレスポンスも向上したし、文字入力1つとっても高速で待ち時間がない。
『Touch ID』の高速化と同じく、今までは「こんなもんだろう」と納得していた部分の高速化快適化は、実に効く。
最新のiPhoneこそが最良のiPhone。従来のiPhoneユーザーのみならず、iPhone 6/iPhone 6 PlusユーザーにとってもiPhone 6s/iPhone 6s Plusはアップデートする価値のあるモデルだ。
【画像】
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