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先日、タレントのスザンヌさんが、元福岡ソフトバンクホークス投手で野球解説者の斉藤和巳さんと離婚したことを発表しました。
斉藤さんは以前にも離婚歴があり、今回で「バツ2」になります。1度目の離婚でも似たような経緯をたどったようです。そういった状況で、短い期間で2人の子どもを授かり、2度も離婚をした斉藤さんには驚きます。
よく「夫婦のことは他人にはわからない」と言いますが、離婚の仕方に私はその人の人格を見ます。今回は、こうした同じ過ちを繰り返す男性について考えてみます。
不倫疑惑、騒動が芸能ニュースで流れるたび、家庭がありながら他の女性と不貞を働く男性の多さを日頃から痛感しています。不倫などで離婚になれば、普通は「もう二度と同じ過ちはしないだろう」と思いたいのですが、残念ながら男性は繰り返す傾向があるように感じます。
なぜ、繰り返すのか。おそらく、自分の胸が痛んでいないからだと思います。もちろん、離婚は夫婦のどちらかだけが悪いということはありません。そして、どちらか一方が加害者・被害者ということではありませんが、実際はどちらかが別れを余儀なくされているケースが多いのです。
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自分の心が痛まない人は、他人の痛みには鈍感です。人を傷つけた反省があれば同様のことは起こしませんが、残念ながら人を傷つける方は、罪の意識が欠落しているのかもしれません。そもそも痛みの共有ができていれば、離婚には至らないといえます。
私が、これまで見てきたケースでは、女性は離婚すれば結婚に慎重になりますが、男性は意外と早い時期に再婚をします。この相手が、以前の離婚に影響をもたらした人かどうかは別にして、往々にして男性の方が再婚することにためらいは少ないようです。しかし、ここで問題なのは、再婚した男性の再離婚率が再婚した女性のそれよりも多いことです。
これは、おそらく男性は最初の離婚から学習していないため、次の相手とも「同じ過ちを繰り返してしまう」という傾向があるからだといえます。それに比べ、女性は自分の短所を理解していて、次の伴侶とは、「その短所がなるべく出ないように」という用心深さと、要領の良さを持って新しい生活に臨むようです。
私のところに来る離婚経験者にその理由を聞くと、男性のほとんどが妻の浮気や浪費を挙げるのに対し、女性は具体的なことを言わず、口ごもりながらも必ず「私も悪かったんですが…」ということを言葉の前に述べます。男性と女性の違いを感じるのは、女性は現実を受け止め、夫に浮気をされた理由も自分にあると反省する点です。それに対し男性は、プライドからか「離婚原因は妻にある」と言う人が少なくありません。
私からすれば、娘のような年齢のスザンヌさんが「子育てにいっぱいいっぱいだった」と言っていたことには、「そんなに自分を責めないで」と抱きしめてあげたくなりました。
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男性にも言い分はあると思いますが、別れ際に卑怯な嘘があれば、いずれバレます。斉藤さんが、もし私の息子だったら「もういい加減に人を不幸にするのをおやめなさい。そして信じてくれた妻を踏みにじって大成するはずがない」と言ってやりたい。もし、再々婚をするなら「同じ目に合うかもしれないですよ。かわいい子どもを置いてくるような男性を信じられますか?」とその相手にも言ってあげたい気持ちです。
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