ゴルフは科学できる?スマホから閲覧できる「ゴルフのビッグデータ」

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2015年10月04日 18:10  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

スポーツはどこまでテクノロジーの恩恵を受けられるのだろうか。

科学的な分析や、情報の解析、トレーニング方法の最適化など、本人の努力以外の部分が現在でもすでに徐々に影響力を強めている。野球の『セイバーメトリクス』などは、その良い例と言えるだろう。

無論最後は人間の身体が結果を大きく左右するのだが、その変数をいかに少なくするかが、スポーツにおけるテクノロジーの役割でもある。今回はゴルフを例に、そのテクノロジーを考えてみたいと思う。

ゴルフコースの難易度

楽天が提供をはじめた『みんなのスコア』は、パソコンやiPhoneなどのスマホブラウザから閲覧可能な、『楽天GORA』の『ゴルフ場フォトギャラリー』に追加される新機能。

全国約1,900のゴルフ場の難易度を、ホール別に平均スコアやフェアウェイキープ率、平均パット数などといった統計情報を示してくれるのだ。

また、自ら平均スコアやハンデなどを入力すれば、ホール別で同年代でゴルフの技量が近いユーザーの平均スコアなどを確認することも可能である。ゴルフを楽しむ上で、更なるモチベーションを提供してくれるのだ。

このサービス母体となる、前述の『楽天GOGA』では、画像で実際にラウンドしているかのようにコースを回ることのできるサービスも提供しており、初めて回るコースでも、事前にかなりのリサーチができる。

ビッグデータはゴルフすらも変える?

この『みんなのスコア』を含め類似サービスはいくつもあるが、ユーザーが投稿するデータをもとにスコアの平均値や近似データを表示できるのは、いわゆるビッグデータの分野になるだろう。

無論データ量が相当数集まらないと話にならないという問題もあるが、楽天の場合は、ゴルフ場と事前提携している関係から、最適なデータや一定量のデータを、ゴルフ場から提供を受けることが可能だろう。その結果、それなりの精度で平均値や類似のデータを表示できることが考えられる。

こういったデータの解析が進めば「ここのゴルフ場の4番ホールの2打目は、●●ヤードの位置の場合、平均飛距離●●ヤードのユーザーは●番アイアンを使うべき。」といった情報すら表示してくる可能性も十分にありうる話ではないだろうか。「ゴルフは科学できる」ようになるのかもしれない。

良質なコーチも大事だが、そのうち良質な情報ソースがスポーツの分野で確かな武器となる可能性を孕んでいる。

【参考・画像】

楽天GORA、ゴルフコースの難易度を示す新機能「みんなのスコア」を提供開始 – PR TIMES

※ ゴルフ場フォトギャラリー – 楽天GORA

※ Walter Kopplinger / Shutterstock

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