離婚に直面したらどこに相談すべき? 各専門家の違いは

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2015年10月05日 16:01  ノーツマルシェ

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離婚に直面したらどこに相談すべき? 各専門家の違いは

筆者は、夫婦関係・離婚カウンセラー兼、行政書士として、夫婦関係や離婚の問題についてのご相談をお受けしているのですが、ごくごく稀にではありますが、いらしてくださったお客様に「弁護士さんではないのですか?」と言われることがあります。


世の中には専門家といわれる職業がたくさんありますが、その中身についてはあまり知られていないことが多いようです。


 


■ 餅は餅屋に相談を!


離婚に直面すると、主に、法律の側面、お金の側面、心の側面で問題が出てきますが、何についてどの専門家に相談すると適切な処理が期待できるのでしょうか。職種によって専門の分野があり、法律によってできないとされていることもあるので、お金と時間を浪費しないためにも、適切な相談先を選ぶことは大切です。


まず分かりやすいようにざっくりと分けると、年金やお金の問題は社会保険労務士やファイナンシャルプランナー、法律の問題は弁護士や行政書士、財産分与などで土地の登記が必要になった場合には司法書士、というのが適切な相談先となります。


法律の問題については、訴訟や調停で代理人になってもらったり、相手との交渉を行ってもらったりといった全面的なサポートを依頼したい場合には弁護士が必要になります。逆に、双方に争いがなく、協議書や公正証書の作成を依頼するといった後方支援であれば行政書士で十分ですし、費用も弁護士よりもリーズナブルなことが多いでしょう。


 


■ 軽視されがちだけど重要なのが、心のケア


ざっくりと分けると上記のようになりますが、離婚の問題が難しいのは、法律の問題と思っていたら解決の鍵は心の問題にあったり、お金の問題が解決することで心の問題も解決されたりといったように、心の要素が法律の問題にもお金の問題にも密接に結びついている点です。


このように、一番厄介ともいえる心の問題に対処してくれる専門家にカウンセラーがいます。特に、離婚についての法律面や制度面での知識を備えた上でメンタルのサポートをしてくれる離婚カウンセラーは、頼れる相談先といえるでしょう。


 


親身で安心できる専門家に相談や依頼ができれば、それだけでも心の負担は軽減されます。まずは、候補に挙がったところに電話などの問い合わせをしてみて、安心できる対応かを確かめてみましょう。電話応対などからでも、その人や事務所の雰囲気を感じることはできますよ。


[執筆:糸瀬 彩湖(行政書士/夫婦カウンセラー),2015年10月5日]


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