「子どもの病気への対応」に関する母親の悩みとは

0

2015年10月14日 18:00  QLife(キューライフ)

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

QLife(キューライフ)

約半数が「月に1回以上通院」。ワーキングマザーは子どもの病気予防に慎重

画像はリリースより

 小さな子どもがいると、急な発熱やケガで病院に駆け込むこともしばしば。女性の就業率が高まる中、母親は子どもの病気とどのように向き合っているのでしょうか。株式会社オウチーノは、子どもがいる首都圏在住の20〜39歳の既婚女性534 名を対象に、「『子育てと病院』に関するアンケート調査」を行いました。

 まず、子どもの病気で通院する頻度を尋ねたところ、「月に1回程度」が最も多く30.5%。その次に多かったのが「2、3か月に1回程度」で30.3%でしたが、「2週間に1回程度」、「週に1回以上」という人たちも含めると、約半数に及ぶ48.4%の母親が月に1回以上病院に通っている結果になりました。内訳を見ると、月に1回以上子どもを病院に連れて行くという人は専業主婦が44.8%だったのに対し、ワーキングマザーは54.1%と約10%の差があります。これは、専業主婦のほうが子供と接する時間が長いため、自分でケアできることが要因と思われます。

 「子どものかかりつけ医を持っているか」、「子どもの病気やケガの予防をしているか」という質問に対して「YES」と回答したのは、ワーキングマザーのほうが多くなっています。具体的な予防策としては「手洗いうがい」が最も多く、「食事に気を遣う」や「フロアマットやベビーゲートなどによる危機対策」といったものが挙がりました。仕事で子どもにかかりきりというわけにはいかないからこそ、子どもの病気には慎重にならざるを得ないのかもしれません。

子どもが急な発熱!その時、誰が対応するか

 子どもを病院に連れていく上で困っていることとして、最も多かったのが「待ち時間の長さ」。次いで、「ほかの子どもの菌をもらってしまう」でした。ワーキングマザーの場合は、「診療時間内に行けない」という回答も多く見られました。

 最後に、ワーキングマザーを対象に「仕事がある日に子どもが病気になった場合、どう対処していますか」と尋ねたところ、「自分が仕事を休む・早退する」という人が圧倒的に多く72.0%。次いで「両親・義親に頼る」が28.0%、「夫が仕事を休む・早退する」が13.3%、「夫婦交代で仕事を休む・早退する」が11.8%、「病児保育を利用する」が5.7%という結果になりました。夫よりも両親・義親を頼るケースが多いという点に、夫婦の役割分担の難しさを感じさせます。

 「自分が仕事を休む・早退する」理由については、「融通がききやすい職場だから」という回答が多く挙がりました。また、「両親・義親に頼る」人の中には、「半日見てもらい、有給が減りすぎないように対応している」といった声もあり、ワーキングマザーの苦労が垣間見えます。まだまだ「子育ては母親の役割」というイメージが根強い世の中。夫の側に手伝いたい気持ちがあったとしても、なかなか休みにくいという事情もあるでしょう。そのぶん、子どもや奥さんと一緒にいる時間は大切にしてあげてくださいね。(宮坂 方子)

関連リンク

⇒元の記事を読む

    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定